2018.12.12 4大監査法人合同で新たな合同会社を設立
EY新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwCあらた有限責任監査法人の4法人は共同で、2018年11月30日、会計監査確認センター合同会社(所在地:東京都新宿区 代表職務執行者社長 丸地肖幸)を設立したと12月12日に発表した。
会計監査における確認手続の共同プラットフォームの開発・提供を通じて、確認状の発送・回収業務から生じる事務負担の軽減への貢献を図る。
具体的には、監査を担当する顧客企業の債権や債務の確認が容易にできるシステムを開発し、顧客企業の取引で発生した売掛金などの債権と、買掛金などの債務の残高をデータ化する。こうした手続きは「会計監査における確認手続き」と呼ばれ、情報を得るために確認状を郵送するなどして取得しており、効率が悪かった。各監査法人としては、差別化の必要がない業務を集約し、会計士や監査を受ける企業の作業を軽減させ、各監査法人が不正会計のチェックなどの業務に集中で切るような体制をとることに合意した模様だ。
新たに設立された、会計監査確認センター合同会社では、2019年のサービス開始を目指すということだ。
新会社の社長にはトーマツ出身の丸地肖幸氏が就任。出資総額は8350万円。出資比率は「監査法人の規模に応じている」という。
各監査法人がプレスリリースを出しているが、比較的詳しく書かれている、以下トーマツのリリースをご覧ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20181212.html