2018.07.23 アクセンチュア出身の高橋信也氏が創業したマネジメントソリューションズがマザーズ上場
株式会社マネジメントソリューションズは7月23日、東京証券取引所マザーズに上場した。
公開価格2100円に対し、上場初日である23日は午前の取引を終えた時点で買い気配のまま初値がついていない。
マネジメントソリューションズは2005年にアクセンチュア出身の高橋信也氏が創業。企業の手掛けるプロジェクトに対する、マネジメント支援サービスの提供が主な事業だ。
同社が目指す姿は、具体的な形としてのソリューションを、企業組織のみならず、個人レベルにおいても提供し、日本に限らず、グローバルレベルでの Platform企業になること。例えば、プロジェクトマネジメント。企業レベルでのマネジメント成熟度向上のみならず、現場ひとりひとりのスキルアップにも繋がるソリューションを提供している。
また、個人レベルにおいても、キャリアマネジメントソリューションや、各種トレーニングの提供、またAIの技術を生かした新たなナレッジマネジメント&タレントマネジメントのソフトウェア、ProEverの提供を通じ、グローバルな展開を行っている。
株式会社マネジメントソリューションズのウェブサイトhttps://www.mgmtsol.co.jp/
創業者で代表取締役を務める高橋信也氏は1972年生まれ福岡県出身の46歳。上智大学経済学部卒業後、アンダーセン コンサルティング(現アクセンチュア)入社。プログラミングから業務設計まで幅広い工程を経験した後、2001年よりキャップジェミニのマネジャとして経営管理・業績管理のコンサルティングプロジェクトに携わる。コンサルタントとしての外部の目からだけではなく、内部の目でマネジメントを経験したいとの思いから、SONY Global Solutionsへ入社し、当時の最年少プロジェクトマネジャーとしてグローバルシステムの開発プロジェクトなどを担当。 2005年 株式会社マネジメントソリューションズを設立し、現在に至る。
また、同社の取締役を務める後藤年成氏は野村総合研究所の出身だ。おもに大規模プロジェクトにおけるPMOとして様々な業種のプロジェクトのマネジメント支援を実施。2010年に同社取締役 CQO(Chief Quality Officer)に就任後、2015年より同社の台湾子会社であるMSOL-TWのCEOとして着任。2018年より再び株式会社マネジメントソリューションズ海外事業推進担当取締役に就任している。
平成29年10月期における連結売上高は2,527百万円(前年比68.6%増)、経常利益189百万円(前年比89.0%増)。売上高は順調に増加しており、3年前の平成26年10月期売上高864百万円から実に2.5倍の伸びを見せている。また、組織としても急拡大を続け、従業員数は過去3年間で約2.3倍となり、平成29年期での従業員数は140名。
詳しくは日本証券取引所の新規上場ページで公開されている新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)(PDF)を以下のリンクからダウンロード頂きご覧ください。
https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu0000035tvk-att/07ManagementSolutions-1s.pdf
なお、以下に当ニュースで取り上げた、最近上場したコンサルファーム出身の起業家の記事を列挙しておく。