2017.08.07 フューチャーアーキテクトがベイカレントと元従業員を提訴。二重雇用契約で営業秘密を不正取得
フューチャーアーキテクトは、不正競争防止法などに基づいて、元従業員とベイカレント・コンサルティングに対して損害賠償を求め、東京地裁に8月3日に提訴したと発表した。
フューチャーアーキテクトによると、ベイカレント・コンサルティングは昨年2016年7月付けで、まだフューチャー社が雇用状態にあった元従業員(2017年5月2日懲戒解雇)と二重に雇用契約を締結。職務上与えられたアクセス権限を利用して、営業上の秘密を不正に抜き出していたという。フューチャー社の社内調査で判明したために、訴訟提起にいたった。賠償請求額や訴状の内容は明らかにしていない。
フューチャーアーキテクトは「機密情報漏洩防止につきましては、さらに厳しい体制の構築を図るとともに、不正競争行為に対しては断固たる措置を講じてまいります」としている。
本ニュースを受けて、ベイカレント・コンサルティングの株価は、本日週明け8月7日には終値でストップ安レベルの500円(23.60%)まで下落した。