2017.11.15 ユーザベース稲垣裕介氏(アビームコンサルティング出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
稲垣裕介氏のプロフィール
アビームコンサルティングを経てユーザベース設立
ユーザベース稲垣裕介氏
ユーザベースの稲垣裕介氏は、1981年生まれ。埼玉大学工学部電気電子システム工学科卒業後、アビームコンサルティング入社。テクノロジーインテグレーション事業部でプロジェクト責任者として全社システム戦略の立案、構築などに携わる。その経験を経て2008年、新野良介氏、梅田優祐氏とともにユーザベース設立に参画し、技術部門を中心に業務統括。現在は同社の代表取締役社長(共同経営者)。
BtoCの世界では、GoogleやFacebookが効率的な情報アクセスを実現しているのに、BtoBの世界は非効率なままだった。そこで「BtoBの世界で情報アクセスを効率的にしよう」という問題意識から、現在の主力事業であるデータベースサービス「SPEEDA(スピーダ)」が誕生した。
ユーザベースのサービス
「SPEEDA」「NewsPicks」の2本柱
「SPEEDA」は2009年5月に誕生した、BtoB向けのデータベースサービス。世界380万社のデータが約550業界に分類・分析されており、180万件以上のM&A情報、10万系統以上の統計、ニュース、株価などが、企業・業界にひも付いており求めている情報にすぐたどり着ける。また、情報収集、分析に関わる悩みを専属コンサルタントに無料で相談でき、取得の難しい情報の抽出やデータ分析もしてくれる。
「NewsPicks(ニュースピックス)」は、BtoC向けの経済専門キュレーションメディア。月額1500円と有料ながらも、課金ユーザー数は3万人を突破するなど順調な拡大を続けている。
(同社WEBサイトより)
ユーベースの今後の展望
海外展開とWSJを発行のダウジョーンズとも合弁会社設立
すでに株式上場、黒字化を達成している同社。「経済情報で世界を変える」というミッション実現のため、SPEEDA事業はシンガポール、香港、上海にも拠点を置いて海外進出を加速させている。現地での人材採用、販売力強化を図り、やがては欧米への進出も視野に入れている。
もう一つの柱であるニューズピックスは2017年5月、WSJ(ウォールストリートジャーナル)などを持つ米ダウ・ジョーンズと合弁会社の設立を伴う業務提携の書面決議を行った。今後、米国に進出し日本発の国際的メディアを目指していく。
出典:ユーザベース公式サイト
出典:ユーザベース有価証券報告書
?http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu000001xigh-att/10Uzabase-1s.pdfl
出典:フォーブスジャパン
https://forbesjapan.com/articles/detail/10859l