2016.04.25 レノバ(旧リサイクルワン)木南陽介氏(マッキンゼー出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
木南陽介氏のプロフィール
学生時代にIT企業設立。マッキンゼーを経て再び起業
レノバ代表取締役社長の木南陽介氏は、1974年、兵庫県神戸市生まれ。京都大学総合人間学部人間学科卒業(主専攻:環境政策論、副専攻:物質環境論)
在学中、ITベンチャー有限会社メディアマックスジャパンを設立、代表取締役に就任。
卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に就職。2年間の勤務を経て、2000年に株式会社レノバ(旧社名:株式会社リサイクルワン 以下レノバ)を設立。
出典:同社WEBサイト http://www.renovainc.jp/
レノバ社のサービス
企業が抱える環境問題を、コンサルティングから実行サポートまで
木南陽介氏が設立したレノバ社は「グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決する」ことを経営理念に、環境市場に特化した調査・コンサルティングを始め事業開発・運営を行っている。現在は、大規模メガソーラーを中心に、風力、地熱などの再生可能エネルギー案件の開発に注力している。
同社は2000年の設立以来、資源廃棄物の電子取引市場(国内初)の開設、企業への環境対策支援サービスや行政へのシンクタンク事業などを展開。日本の環境問題の中でも大きなテーマである廃棄物対策やリサイクルの分野で、企業の環境課題に対するコンサルティングやソリューション提供に加え、同社が築いた関連企業約2000社に及ぶネットワークを基盤に実行までを支援してきた。
近年注力している再生可能エネルギー事業では、主軸のメガソーラー事業で現在国内8か所に計約200MWのメガソーラー発電所を運転または建設中。地域社会と共生可能な発電事業の構築・運営を目指している。またソーラー発電に加え、風力発電、地熱発電、バイオマス発電などの開発も推進中という。さらに、これらの技術やノウハウをアジアの環境事業に輸出し、グローバルな環境課題の解決にも貢献している。
資金調達状況
6度の増資で資本金約12億円に
レノバは創業の2000年以来、6度の増資を実施。最初の増資は2005年の3月、資本金を6,000万円とした。その後も大規模な増資も重ね、2013年5月には資本金11億9,000万円となっている。