fbpx

コンサル業界ニュース

2017.01.09 リアルコム創業者 谷本肇氏(ブーズアンドカンパニー出身)

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

コンサルティングファームからの起業家
コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します

→特集トップページへはこちらをクリックしてください

谷本肇氏のプロフィール

国内外でのコンサル経験を強みに起業

リアルコム株式会社の元代表取締役CEO谷本肇氏は、慶應義塾大学卒業。同大学大学院経営管理研究科MBAを取得し、1989 年にブーズ・アレン・ハミルトン(現:Strategy&)に入社。同社では消費財、ハイテク、製薬領域のコンサルティングに従事し、戦略立案から実行までサポート。

1994年から、シリコンバレーで6年間に渡りハイテク・バイオ分野のベンチャー企業をコンサルティング。その後、2000年4月にリアルコム株式会社を設立し、代表取締役に就任する。同氏は2012年にリアルコムの代表取締役を退任している。

リアルコム社のサービス

ITツールで実現する、情報共有の活性化

谷本肇氏が設立したリアルコム株式会社は、情報共有・ナレッジマネジメントツールの「Knowledge Market」を提供。社内の通知や通達といった情報へのアクセスの最適化や、社員一人ひとりのスキルやナレッジの流動化促進に貢献している。同サービスは、リアルコム社の主力製品であり、企業の組織力や社員力を向上させるITツールとして三菱東京UFJ銀行や東京海上日動火災保険など、多数の大手企業への導入実績を持つ。

リアルコム社は、同製品の導入サポートを新規顧客に進める一方で、既存の顧客向けにシステムインテグレーションやアウトソーシング、情報やナレッジ活用ツールによるコンサルティングも提供。さらにはグループ企業のWWB株式会社がソーラー発電事業を展開していることもあり、IT分野での発電所メンテナンスや発電量管理ソフトなども取り扱う。

また、リアルコム株式会社が属するリアルコムグループは、同社のIT関連事業の他に、ソーラー発電事業(WWB)や建設機械販売事業も展開しており、3つの事業分野の相乗効果による事業拡大を目指すという。

 

 

出典:同社WEBサイト http://www.realcom.co.jp/

資金調達・事業拡大に向けての動き

2007年東証マザーズ上場、グループ全体で事業拡大を目指す

リアルコム社は2007年に東証マザーズに上場。2011年に債務超過を理由に上場廃止猶予銘柄に、2015年には監理銘柄に指定されたが、2016年に監理銘柄指定の解除と上場継続が決定。

近年では、グループ企業のWWBがベトナムでのメガソーラー事業に進出。また、2014年3月にリアルコムグループがライツ・オファリングによる5.9億円の調達を発表し、メガソーラー発電所の建設費用を補充するなど、グループ全体として事業拡大の動きが見られる。

 

(2017年1月 コンサル業界ニュース編集部によるまとめ)

コンサルファームからの起業

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ