2016.11.06 ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)の概要
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特徴
- ベイン・アンド・カンパニーは世界三大戦略コンサルティングファーム(Big Three)の1社として知られる、世界的戦略コンサルティングファーム。
- 「確実な結果を出すエキスパート集団 」として、結果主義という理念のもと革新的な戦略コンサルティングサービスの在り方を実現している。
- 結果主義の理念は、同社のカルチャーの核心となっており、社内コンサルタント全員に対し「クライアントに変革をもたらす」という目標を掲げている。
- 様々な企業規模や属性の顧客に対し幅広くコンサルティングサービスを提供しており、プライベート・エクイティや非営利団体に対する戦略コンサルティングも展開。
出典:同社WEBサイト
展開サービス領域
- 世界34ヶ国に及ぶグローバルネットワークの中で蓄積された、各種業界に特化した経験「業界別プラクティス」と主要経営テーマでの経験「機能別プラクティス」により、幅広い視野でのコンサルティングサービスを提供。
- 「業界別プラクティス」では、航空&運輸、消費財、金融、ヘルスケア、産業財&サービス、メディア、金属&鉱業、石油&ガス、プライベート・エクイティ、小売、公的機関、ハイテク、通信、公益事業&代替エネルギーの各業界でサービスを展開。「機能別プラクティス」では、戦略、業績改善、プライベート・エクイティ、顧客戦略&マーケティング、サステイナビリティ、組織、M&A、IT、Results Deliveryの各機能に関するサービスを展開。
- また同社の顧客企業は、大企業からベンチャー企業まで、グローバル企業から日本の企業まで、プライベート・エクイティから公共機関までと多岐に渡る。特にプライベート・エクイティに対する戦略コンサルティングにおいてはパイオニア的存在である。
- 各種非営利団体への無償コンサルティング支援を行う社会貢献活動「プロボノ(Pro bono)」も展開している。
組織・事業規模
- ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company, Inc.)は、米国ボストンの本社を始め、現在世界34ヶ国に53拠点のネットワークを展開し、社員約6000人を雇用(2016年現在)。日本ではベイン・アンド・カンパニー・ジャパン(Bain & Company Japan, Inc.)が、東京都丸の内の東京オフィスを拠点に事業を展開。
- 世界三大戦略コンサルティングファーム(Big Tree)の一社であり、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループに次ぐ約20億ドル(2016年現在)の収益規模を誇る。過去には5,000以上のプロジェクト実績を持つ。
- 関連企業には、プライベート・エクイティ・ファンドのベインキャピタル(Bain Capital)や、非営利団体に対する戦略コンサルティングに特化したブリッジスパングループ(The Bridgespan Group)等がある。
歴史
- 1973年、ビル・ベインにより米国ボストンに設立。戦略案の提供という従来の戦略コンサルティングサービスの在り方ではなく、クライアントに対する実益・結果にこだわる革新的なミッション(”Results, not reports”)のもと設立。
- 1981年に東京オフィス(Bain & Company Japan, Inc.)を設立。
- 1984年、ビル・ベインらによりプライベート・エクイティ・ファンドのベインキャピタル(Bain Capital)が設立。ベイン・アンド・カンパニーの結果主義のアプローチを基盤にプライベート・エクイティ市場に参入。
(但し、ベインキャピタルは、ベイン・アンド・カンパニーとは完全な別会社という位置づけにあり内部情報の共有等はない。) - 2000年、ブリッジスパングループ(The Brigespan Group)を設立。同社の非営利団体に対する社会貢献活動の拡大・独立の形で設立され、比較的安価なコンサルティングフィー設定により、非営利団体も営利事業を展開する組織・企業と同等のコンサルティングサービスを受けられる環境を提供。
出典:同社WEBサイト・沿革ページ Bain Capital社WEBサイト The Bridgespan Group社WEBサイト
人材育成プログラム
- 社員に向けた教育プログラム「グローバル・トレーニング・プログラム」を通じ、グローバルかつ実践的な学びの場が設けられている。また、同社のオンライン・トレーニング「Bain Virtual University」は、The Corporate University Awardsを受賞する等、外部からもその完成度の高さを評価されている。
- さらに、海外オフィスにて一定期間の就業経験を積むことができるトランスファー制度を導入している。過去数年間の実績では、コンサルタントの約25~30%がトランスファー制度を活用した海外での成長機会を得ている。同制度の期間は6カ月程度の短期間を始め、長期トランスファーやプロジェクト単位でのトランスファー等がある。
キャリアパス
- 同社でのキャリアは、アソシエイトコンサルタント、シニアアソシエイトコンサルタント、コンサルタント、ケースチームリーダー、マネージャー、パートナーから構成。
- 「顧客企業に対する付加価値」、「顧客企業とのリレーションシップ」、「チームへの貢献」の3つの各カテゴリーに対し定められた全世界共通の明確な基準にしたがい、各人の経験、スキル、実績が評価される。
- 新卒採用や実務経験5年以下の中途採用ではアソシエイトコンサルタントから、ビジネススクール在籍者や実務経験5年以上(コンサルティング業界シニアレベル経験者を除く)の中途採用ではコンサルタントからの採用ポジションを前提としている。
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