2017.05.28 メドレー 豊田剛一郎氏(マッキンゼー出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
豊田剛一郎氏のプロフィール
臨床現場と外資コンサルを経て日本の医療を変革
メドレー社 豊田剛一郎氏
株式会社メドレー代表取締役 医師 / 医療情報責任者の豊田剛一郎氏は東京大学医学部卒業後、米国のChildren’s Hospital of Michiganに留学。米国医師免許を取得し、小児脳研究成果の英語論文により国際的学術雑誌の表紙も飾る。
2013年よりマッキンゼー・アンド・カンパニーにて主にヘルスケア業界の企業へのコンサルティングに従事。
2015年に株式会社メドレー共同経営者に就任する。日米での医師経験から、日本の医療の将来に対する危機感を強く感じたことを機に、医療を変革するために臨床現場を離れることを決意したという。
出典:同社WEBサイト・運用チーム紹介 https://medley.life/pages/collaborators/
メドレー社のサービス
インターネットで医療現場に変革を
豊田剛一郎氏が代表取締役を務める株式会社メドレーは、医療分野でのオンラインサービスを提供している。オンライン医療事典を運営するメドレー事業を始め、クリニクス事業(沿革診療ソリューション)、ジョブメドレー事業(医療介護求人サイト)、介護のほんね事業(介護施設の検索サービス)の4事業を展開。豊田氏はメドレー事業とクリニクス事業の立上げを実施。
メドレー事業で展開するオンライン医療辞典「MEDLEY」は、500人を超える医師の協力による充実した医療情報に、患者やその家族など一般のユーザーがアクセスできるオンラインサービスである。病気の情報を始め、薬の解説、医療機関、学術誌による論文ニュース等、医療情報を網羅的に提供している。同社は、1,400以上の病気情報や3万医薬品、16万の医療機関など多様な情報を取扱うが、情報の質を担保するため2015年のサービス開始以来、2017年2月時点で23万回を超える情報の拡充と改訂を実施している。
クリニクス事業で提供するオンライン診察サービス「CLINICS」では、スマホやPC等のWebを通じて、通院することなく専門医の診察を遠隔で受けることができる。ユーザーは、Web上で予約し、ビデオチャットで受診、医療機関から診察費が事前登録しているクレジットカードに請求され、医薬品や処方箋が送付される。同サービスにより、移動時間や待ち時間の短縮や、キャッシュレス会計、診察前のオンライン問診による情報共有の簡易化等を実現。2017年4月現在、全国200の医療機関がスマホ通院に対応している。
出典:同社WEBサイト・事業紹介ページ http://www.medley.jp/service/
MEDLEYサービス CLINICSサービス
資金調達状況・事業拡大に向けての動き
第三者割当増資による資金調達と、業務提携による事業拡充の動き
2015年6月30日、三井住友海上キャピタル株式会社、MRT株式会社、グリー株式会社及び個人株主を引受先に総額3億円の第三者割当増資を実施。MRTとの業務提携契約を締結した。
同年12月25日、株式会社日経BP、既存株主であるイーストベンチャーズ株式会社および個人投資家(株式会社フリークアウト代表取締CEO本田謙氏)を引受先とし、総額2.3億円の第三者割当増資を実施した。本増資と併せて、日経BP社と資本・業務提携に関する契約を締結。2016年6月には日経BP社と共同運にて「日経メディカル ワークス」を開始した。
同社リリース2015/6/30
同社リリース2015/12/25