2016.02.05 ウェルスナビ柴山和久氏(マッキンゼー出身の起業家)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
柴山和久氏のプロフィール
金融とコンサルの経験を活かす。次世代金融インフラの構築
ウェルスナビ柴山和久氏
ウェルスナビCEOの柴山和久氏。 2000年に東大法学部を卒業後、財務省に9年間勤務。ハーバード大
学にて金融取引法を学んだ後、日英の財務省で予算、税制、国際交渉に参画。INSEADで金融工学を学んだ後、2010年にマッキンゼーに入社。ウォール街の機関投資家にて10兆円規模のリスク管理・資産運用プロジェクトに携わる。
2015年3月に退社し、TECH::CAMP第6期に入学。卒業直後、次世代の金融インフラを構築したいという想いから、2015年4月にWealthNavi(ウェルスナビ)株式会社を設立。ニューヨーク州弁護士登録。
出典:TECH::CAMP(テックキャンプ)公式ブログhttp://blog.tech-camp.in/?p=273、同社WEBサイトhttps://www.wealthnavi.com/
ウェルスナビ社のサービス
テクノロジーで実現。「世界水準の資産運用とリスク管理をすべての人に」
マッキンゼー出身の柴山氏が立ち上げたウェルスナビは、リスク管理アルゴリズムに基づく世界水準の資産運用アドバイスを提供する”WealthNavi”を運営。金融(Finance)とITを融合させた FinTechのパイオニアとして、日本の個人投資家と世界の金融市場を直結し、これまで機関投資家や富裕層しか利用できなかった世界標準の資産運用を、個々人のリスク許容度に合わせてすべての人に提供するということだ。
つまり、最先端のテクノロジーで高度の資産運用を自動化することで、これまで機関投資家や富裕層しか利用できなかった、国際分散投資による世界標準の資産運用とリスク管理を、低価格ですべての人に提供。ユーザーのリスク許容度を診断し、ユーザー一人ひとりのリスク許容度にあわせて、最適なポートフォリオを提案する。2016年1月18日時点では、招待制でのサービスを開始している。
資金調達状況・事業拡大に向けての動き
約6億円の第三者割当増資を実施。今後の事業拡大に注目
このようなテクノロジーを用いた「ロボットアドバイザー」による資産運用サービスは、誰にでも利用可能なプライベートバンキングとして、ここ2~3年で急速に成長している。
近年、グリーベンチャーズ、インフィニティ・ベンチャー・パートナーズ、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル及びDBJキャピタルとの間で、約6億円の資金調達に合意した。この調達資金を活用し、今後、新サービスリリースに向けた人材の採用、自己資本の充実を含む経営基盤の強化、関係法令上の手続を進め、金融(Financial)とIT(Tech)を融合させたFinTechスタートアップのパイオニアとして、次世代の金融インフラの構築を目指していくということだ。
関連ニュース:「マッキンゼー出身の柴山氏が立ち上げたウェルスナビが、約6億円の第三者割当増資を実施」https://pod.jp/consulnews/2015/10/28/wealthnavi/