2017.11.15 クラウドエース吉積礼敏氏(アクセンチュア出身)
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コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します
吉積礼敏氏のプロフィール
アクセンチュアでインフラシステム開発などに従事
クラウドエース代表取締役の吉積礼敏氏は、徳島市出身、東京大学工学部精密機械工学科卒業、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。大規模システム開発のインフラからアプリ開発、ERPパッケージの保守などに従事してきた。2005年に独立して吉積情報を設立し代表取締役に就任。グーグルに特化した業務システム開発を手掛けている。
2016年11月1日からクラウドサービス事業を独立させて「クラウドエース」の代表取締役に就任した。
また、吉積氏は2012年1月に、日本人として初めて「Google Apps Certified Development Specialist」を取得。「GoogleCloudPlatform」(以下GCP)の5資格についても日本人として初めて全取得。
クラウドエースのサービス
GCPのリーディングカンパニーとしてグーグルから日本唯一のプレミアムパートナーに認定される
GCPとは、グーグルがクラウド上で提供するサービス群の総称。グーグル社内で使われているのと同じテクノロジーやインフラを使用してインフラ環境をクラウド化できる。基本的な構成要素が初めから各種サービスとして用意されているため、それらを使用してすばやく費用を抑えて開発を行うことができるメリットがある。
クラウドエースは2014年6月からサービス提供を開始。GCPの導入支援、支払代行、サポートサービスなどを提供し、グーグルから業績が評価されてプレミアムパートナーに認定された。
サービスとしてはGCP全般にわたっており、GCPシステム開発サービス、システムコンサルティング、技術者向け教育など幅広く提供している。
クラウドエースの事業拡大に向けての動き
第三者割当増資で5億円を調達
GCPのプレミアムパートナーとなったことは各方面から高く評価されており、2017年7月にソフトバンクと戦略的業務提携を締結した。
2017年10月には、WiL, LLC.、TOKAIコミュニケーションズ、TBSイノベーション・パートナーズ1号投資事業組合、みずほキャピタルほかの5社を第三者割当増資の引き受け会社として累計5億円以上の資金調達を完了した。
出典:同社公式サイト