2013.07.01 三菱UFJ社外取締役に元マッキンゼー川本裕子氏就任。日経にて「多様性認める働き方」を語る
6月29日、日本経済新聞は早稲田大学大学院教授の川本裕子氏によるインタビュー記事「女性だけの問題ではない 多様性認める働き方の実現」を掲載した。
川本氏は東京銀行に勤めたのち英国留学を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤めた経歴を持つ。今年6月27日の株主総会をもって、三菱UFJフィナンシャル・グループ社外取締役に就任した。同銀行は三菱東京UFJ銀行の前身の一つであるため、川本氏はマッキーぜーでの経歴を挟んで同銀行に社外取締役として戻ったことになる。そのキャリアにも注目したい。
なお、大手3メガグループで女性取締役が起用されるのは初めて。安倍首相が上場企業に女性役員の積極登用を求めており、邦銀トップが応じた形となる。川本氏は取締役会の傘下に設置するリスク委員会の委員長に起用されるとのこと。
日経の記事の中で氏は、女性としてキャリアを積んできた自身の経験に触れつつ、日本企業と外資系企業における女性の働く環境の違いについて言及。さらに「女性の問題、と限定せず、男性も含めて組織や社会全体がこの問題に向き合えば文化は変わっていく」と述べた。また終身雇用制については労働市場の流動性を求め、日本企業が人材の多様性を担保するには「評価システムを納得できるものとするべき」と語っている。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1903Q_X20C13A6000000/