2019.01.17 アクセンチュア会長兼CEOのピエール・ナンテルム氏が健康上の理由により退任
【ニューヨーク発】米アクセンチュアは1月11日付で、会長兼CEOのピエール・ナンテルム氏(Pierre Nanterme)が2016年に公表した健康上の理由により会長および最高経営責任者(CEO)を退任したことを発表した。
取締役会は最高財務責任者(CFO)であるデヴィッド・ローランド氏(David Rowland)を暫定CEOに、筆頭社外取締役であるマージ・マグナー氏(Marge Magner)を非常勤会長に任命している。
暫定CEOに選ばれたデヴィッド・ローランド氏は、2013年7月からアクセンチュアのCFOを務めて来た人物。 CFO就任前は、6年以上アクセンチュアの財務領域のシニア・バイスプレジデントを務めたほか、アクセンチュアのオペレーション委員会の委員長も務めているなど、35年におよぶアクセンチュアでのキャリアを有している。また、アクセンチュアの成長戦略を策定する重要な役割を担ってきたとのことで長きにわたってアクセンチュアのグローバル経営委員会(Global Management Committee)のメンバーであり、またマイクロソフトとの合弁会社であるアバナードの監査委員会議長も務めている。
退任することとなったピエール・ナンテルム氏は2011年1月にCEOに就任し、2013年2月には会長職も兼任。ナンテルム氏の在任期間中、アクセンチュアは市場の伸びを大きく上回る増収。売上高は2011年度の255億米ドルから2018年度には396億米ドルと55%増加した。ナンテルムのCEO在任中、アクセンチュアの市場価値は約700億米ドルから同1,080億米ドル(2018年8月期末時点)へと成長している。
ピエール・ナンテルム氏はアクセンチュアを変革し、デジタル、クラウド、サイバーセキュリティ関連サービスというThe NEWの高成長領域に事業を転換する上で大きく貢献。現在、それらの新事業はアクセンチュアの売上高全体の60%以上を占めるようになったとのことだ。また、男女平等(ジェンダーイクオリティ)をはじめとしたアクセンチュアのインクルージョン&ダイバーシティの取り組みも積極的に支援し、2025年までに男女の社員数を均等にする大胆な目標を掲げるなどにも取り組んでいる。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20190116