2018.12.11 KPMGコンサルティング、AIソリューション「KNIGHT」の提供を開始
12月10日、KPMGコンサルティング株式会社は、自然言語処理技術を活用したAI(人工知能)ソリューション、「KNIGHT(ナイト、Knowledgeable Integrated Graphic Transformation)」の提供を開始した。
「KNIGHT」は日報や技術報告書など、ERP(基幹業務システム)に取り込まれていない企業の中に埋もれている情報や、勘や経験などの熟練者の知見(暗黙知)をAI技術“自然言語処理”の活用により、「形式知」にすることで、誰もが知見を再利用できる仕組み。
自然言語で記述された文章から重要キーワードを抽出し、キーワード同士の関連性を分析・可視化を容易に実現する。企業の中に埋もれている知見をAIにより掘り起こし、「暗黙知」を「形式知」にすることで、自然言語に含まれるキーワードの依存関係を可視化し、広域にわたる関連性の把握や過去の経緯、課題解決までの検討事項の体系的な把握が可能となる。
本ソリューションにより、非構造データの高度活用が可能となり、低コストかつ市場投入までのリードタイム短縮といった製造開発の実現、設計開発業務の効率化・高度化の向上、広範囲なリスク分析に寄与でき、新規事業領域の発掘、設計開発時の不具合対応、サプライチェーンリスクの把握等への活用を検討しているという。
図1 KNIGHTの基本構造(プレスリリースより)
図2 キーワード間の相互関係イメージ(プレスリリースより)
KPMGコンサルティングではこれまで、AIやMixed Reality(複合現実)といった先端技術を活用し、人事業務の高度化や製造現場の効率化と品質向上などに取り組んできました。今後も、デジタルテクノロジーや先端技術を活用して企業のビジネストランスフォーメーション(事業変革)の推進を支援していくとのことだ。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://home.kpmg.com/jp/ja/home/media/press-releases/2018/11/ait-knight.html