2013.06.16 シンプレクス、カーライルと刈田ファンド出資会社によりMBO。上場廃止へ
6月13日、シンプレクス・コンサルティングの親会社である株式会社シンプレクス・ホールディングスはMBOによって株式会社SCKホールディングスの完全子会社となり、またそれにともない同社の上場株式を廃止とする予定であることを発表した
買付者となるSCKホールディングスは、米国PEファンド大手カーライル・グループと刈田・アンド・カンパニーの折半出資による買収目的会社。刈田・アンド・カンパニーは刈田直文氏が代表をつとめる投資ファンド。代表の刈田氏は、富士銀行を経た後、東証一部上場レストラン経営の株式会社ひらまつの代表取締役を務めた後、ファンドを立ち上げている。
刈田・アンド・カンパニーは2011年にポラリスキャピタルと共にWPKホールディングス ホールディングを設立し、当時上場会社であったワークスアプリケーションズをMBOにより上場廃止との際にも、登場している。
シンプレクス・ホールディングスは金融システム・ソリューションを展開している。MBOは子会社化される企業の事業を継続することを前提とした買収取引のこと。株式の非上場化に関し同社は、同社を取り巻く経営環境が伸び悩む中で、現状を打破するために打つ方策を行うに際してともなう短期的な痛みによるリスクを回避するためのものとしている。今後の方針としてはUMS事業を用いた金融サービスの展開やSI事業におけるサービスの立ち上げ、海外展開などをSCKホールディングスの支援のもと行っていくとしている。
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