デロイト トーマツが企業の健康経営を支援する「WellMe」提供開始 | コンサル業界ニュース

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2017.09.21 デロイト トーマツが健康経営を支援する「WellMe」提供開始

 デロイト トーマツ コンサルティングは19日から、国内企業の「健康経営」の実現を支援するアプリケーション「WellMe(ウェルミー)」の提供を開始した。経営者向けのダッシュボードによる従業員の情報管理と、従業員向けスマートフォンアプリの2つから構成される健康経営支援サービスとなる。社内カンパニーの「Deloitte Exponential」によるサービス。

 「健康経営」は、一人ひとりが健康に、かついきいきと充実して働くことを目指す考え方。健康維持・増進や適切な労務管理だけではなく、働き方改革を進める上で重要な「エンプロイー・エクスペリエンス(EX:従業員が企業や組織の中で体験する経験価値)の向上」に寄与するもの。

 「WellMe」は、経営者向けのダッシュボードと従業員向けスマートフォンアプリの2つから構成されている。ダッシュボードでは、各種データソースから健診データ・人事データ等を集約し、自社の健康経営課題に応じたKPIを可視化、経営者による現状把握や健康経営上の課題特定・施策立案につなげていく。
 
<経営者向けダッシュボードのイメージ>

 また、従業員向けアプリでは、自身のモチベーションや定期的な目標設定、上司との面談結果を入力することで、個人ダッシュボードで自らのWell-being(心身ともに健康で社会的にも豊かな状態)を客観視できるようになっている。
 
<スマートフォンアプリのイメージ>

 Well meによって従業員一人ひとりが本来発揮できる能力を十分に活かし、アブセンティズム(常用的な欠勤や無断欠勤)やプレゼンティズム(身体的・心理的な問題による生産性の低下)を改善することで、企業の生産性を向上させることを目標としている。

 同サービスの利用料は、健康経営ダッシュボードが月額8000円で、従業員用スマートフォンアプリが月額500円(1ユーザー毎)。

デロイト トーマツ コンサルティングの発表はこちら

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