2017.02.03 マッキンゼー出身田中祐輔氏が、創業初期から代表を務めるロコンドが上場へ
2月2日、靴とファッションの通販サイト、LOCONDO.jpを運営する株式会社ロコンドが東証マザーズ市場への新規上場承認されたことを発表した。
ロコンドはマッキンゼー出身の田中裕輔氏が、創業初期から代表をつとめている。
田中祐輔氏は1980年生まれ。2003年一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼーに入社。ロコンドにJOINする2011年までマッキンゼーで活躍した。2003年のロコンド創業時からマッキンゼーに所属しながらロコンドを手伝っており、入社直後の2011年5月の代表取締役に就任している。
また取締役にはマッキンゼー日本支社長および、元カーライル・グループ日本共同代表であった平野正雄氏が昨年8月より就任している。
ロコンドは2010年10月設立。当時の社名はジェイドという名前で設立された。ドイツのベンチャーキャピタルRocket Internetから出資を受けて設立されたスタートアップ。当時、ロケットインターネットは、シリコンバレーで流行したアイデアやビジネスモデルをコピーし各国で展開することを得意としてきた。米国でアマゾンに買収された靴のECサイトであるZapposの日本版として設立されたのがロコンドと言われている。
現在、ロコンドは「業界に確信を、お客様に自由を」という経営理念のもと、「自宅で試着、気軽に返品」できる、靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を軸とする「ECサービス」、また,ECサービスで構築したIT・物流インフラを共有・活用した「プラットフォームサービス」の2つを運営している。
第6期(2016年2月期)の売上高は2,227百万円、営業損失208百万円、当期純損失209百万円の赤字。今期の2017年2月期第3四半期決算では売上高204百万円、営業利益158百万円、四半期純利益283百万円と黒字になっている。
詳しくは以下の新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)をご覧ください。(※PDFです)
http://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu0000028qim-att/03LOCONDO-1s.pdf