2015.03.24 トーマツグループ、名称を「デロイトトーマツグループ」に改称。監査法人の子会社でだったコンサルティングおよびファイナンシャルアドバイザリー事業を同列の事業体に位置づけ。
4月1日よりトーマツグループはグループの名称を「デロイトトーマツグループ」に改称することを発表した。グローバル総合プロフェッショナルファームとして、社会へ高い品質と大きな価値を提供するためであり、グループの再編やロゴの変更も行うという。
なお、現在のトーマツグループは、日本におけるデロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)のメンバーファームおよびそれらの関係会社の総称である。この関係会社とは、有限責任監査法人トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング株式会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー株式会社および税理士法人トーマツ他の会社。
トーマツグループは国内約 40 都市に約 7,900 名の専門家(公認会計士、税理士、コンサルタントなど)を擁する。グローバルでのDeloitte(デロイト)は全世界 150 を超える国・地域のメンバーファームのネットワークに約 210,000 名を超える人材がいるという。
監査法人の子会社であったコンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーを監査法人と同列の事業体に
名称の変更と共にトーマツグループは、監査・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー・税務の 4 つのコアビジネスごとに専門性を極める体制へと転換する。そのため、これまで監査法人の子会社であったデロイト トーマツ コンサルティング株式会社とデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー株式会社を合同会社化し、監査法人と同列の事業体として位置づける。これにより、各コアビジネスの独立性とリスク対応力を高める、専門性と機動力を磨き上げ、品質の向上に専念する。
デロイト トーマツ合同会社をグローバル総合サービス実現の要に位置づけ
同社は2014 年4月にデロイト トーマツ合同会社を発足させていた。この会社をグローバル総合サービス実現の要として位置づけるという。
同社ウェブサイトによると、現在のデロイト トーマツ合同会社は、トーマツのグループガバナンスを担う会社であり、トーマツグループ各社にシェアードサービスを提供しているようだ。
デロイト トーマツ合同会社は、今後4つのコアビジネスの連携と協調を図る他、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)との結束点として、グローバルスタンダードの品質と価値を実現する役割を担うという。
ロゴも変更
従来と同じグローバル標準の「Deloitte」のロゴに、日本独自の付記として「デロイト トーマツ」を付けてグループ全体を表すという。なお、監査および税務で認知の高い「トーマツ」のロゴは、引き続き同分野で利用するとのことである。
※下記プレスリリースより
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www2.deloitte.com/content/dam/Deloitte/jp/Documents/about-deloitte/news-releases/jp-nr-nr20150323.pdf