2015.03.14 アビーム「ABeam Cloud」の提供開始。複数のクラウド基盤に、業種・業務ノウハウを組み合わせ提案
アビームコンサルティングは、豊富な業種・業務ソリューションをスモールスタートで利用可能なSaaS型のサービス「ABeam Cloud」の提供を開始すると発表した。
「ABeam Cloud」は、アビームコンサルティングがこれまで様々な業界・業種へのコンサルティングサービスで培ったテンプレートや業務アプリケーション群を、国内外のクラウドベンダーが提供する基盤をベースとして利用できるSaaS型のサービスであり、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Microsoft® Azure™、IIJ GIOサービスなど国内外のクラウドベンダーが提供するプラットフォームを、お客様に最適な形で選定し提案するという。
加えて国内外から厳選したテクノロジー群の利用や保守・運用もサービスに含まれており、アップグレードや運用保守の負荷軽減、デバイスマネジメント、監視、テストなど、システムを安定・効率的に稼動するために効果的な各種ツールを用意しているという。
これにより、企業はIT資産を所有することなく「低い初期コスト」、「短期間でのシステム導入」を実現しながら、それぞれの業種や業務におけるベストプラクティスをベースにしたサービスを、コンサルティングサービスを通じて活用できるようになるということだ。
またこれまでマルチベンダーになりがちであったアプリケーションやソフトウェアライセンス、そしてクラウドプラットフォームのインテグレーションを一括して請け負うことで、企業のIT担当者の煩雑さをなくし、月額・従量型の課金形態での利用が可能になるという。加えて、ITの保守・運用費がサービスに含まれるため、自社で専門のIT要員を抱える必要がなく、経営基盤のフルサービスをワンストップで利用することができるようもなる。
なお、これまでもアビームでは、業種別や機能別にクラウドにて提供してきた。業種別ではアビーム不動産管理ソリューション、機能別では需給クラウドサービス、CMSクラウドサービス、間接費管理などである。
今回の発表では、新たに商社・卸およびメーカー販売会社向けのABeam Cloud Trading SolutionやWFM(Workforce Management)クラウドサービス、顧客・料金管理ソリューションの点かいを発表している。
今後、「ABeam Cloud」提供サービスの更なる拡充を推し進め、初年度で20社への導入を目標としているということだ。詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://jp.abeam.com/news/pr2015/20150313.html