2013.09.10 アーンストアンドヤング、2013年G20アントレプレナーシップ意識調査を発表。アントレプレナーシップの推進をG20へ提言。
アーンストアンドヤング(EY)は、G20首脳会議を前に「2013年G20アントレプレナーシップ意識調査」を発表。経済活性化と雇用創出のために起業家と協力することを各国政府に呼びかけたとのことだ。9月5日、案―ストアンドヤンググループの一員である新日本監査法人が自社サイトで公表している。
この意識調査は1,500人の起業家に対して実施。G20各国を5つの柱、「資金調達」、「アントレプレナーシップを育む文化」、「法令・規則および税制」、「起業家教育と育成」、「連携による支援」ごとに、ランキング化している。
各項目の日本のランキングは20か国中、それぞれ資金調達で7位、アントレプレナーシップを育む文化で4位、法令・規則および税制で6位、起業家教育と育成で16位、連携による支援で18位となっている。最悪ではないが、まだまだ改善の余地はあるといったところか。起業環境が最も理想に近いのはオーストラリア、カナダ、韓国、英国、米国の 5 カ国とのことだ。
また、EYは、各国が抱えるアントレプレナーシップに関わる課題を、政府、起業家、企業の3つの力(Power of three)の連携により解決していくべきだと、G20に提言。レポートは「メッセージは明確です。G20 諸国は経済成長に拍車をかけるために、政府、起業家、(既存)企業が互いに協力し合う必要があります。政府への呼びかけとしては、資金調達面と法令・規制面の改革を実行して起業家支援を充実すること、そして、アントレプレナーシップを育む文化の醸成に向けてさらに多くの施策を実施することが望まれます。また、資金調達の機会をダイレクトに拡大させる公共政策について、革新的ベンチャーと大企業とを一体として捉える長期的なアプローチを用いた検討が必要です。」と結んでいる。
詳しくは以下のプレスリリースをご覧頂きたい。
http://www.shinnihon.or.jp/about-us/news-releases/2013/2013-09-05.html