2023.07.10 フューチャーアーキテクト|ITを活かした経営を実現するコンサルティングファームの企業特徴
フューチャーアーキテクトは、「経営とITをデザインする」のキャッチフレーズで知られるITコンサルティングファームです。ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスを提供して、クライアントのビジネスの発展をサポートしているフューチャーアーキテクトとはどのような企業なのか。ファームの特徴を紹介します。
目次
フューチャーアーキテクトの事業内容
三つのソリューションを提供
主な事業内容は「流通」「金融」「物流」「製造」
フューチャーアーキテクトの会社概要
フューチャーアーキテクトのファーム特徴
地域金融機関向け次世代バンキングシステムの構築
次世代型コンビニエンスストアモデルの構築
クラウド型クラウド型のAI-OCRプラットフォームサービスの構築
フューチャーアーキテクトの事業内容
フューチャーアーキテクトは、1989年の設立以来、” ITのコンサルティング”ではなく、”ITを活かした経営の実現” でクライアント企業の経営課題を解決するコンサルティングを提供してきました。まずはフューチャーアーキテクトの事業内容を紹介します。
3つのソリューションを提供
フューチャーアーキテクトは、顧客の抱える経営課題に3つの切り口からソリューションを導き出して提案・推進しています。切り口は「戦略」「ビジネス」「テクノロジー」の3つ。それぞれを紹介しましょう。
■戦略
最先端の技術理解と業務知識を武器に、企業や社会の変革と成長を実現します。様々な分野のエキスパートがお客様に寄り添い、お客様の未来価値を創造します。また事業改革や新たな事業戦略、マーケティング戦略など企業の成長に最適なコンサルティングサービスを提供しています。
■ビジネス
業界の垣根を超えて経営・業務・ITの三位一体の改革へのニーズに応えるため、業界横断型で戦略策定をサポートします。ビジネスコンサルティングに特化したコンサルタントがデジタル推進を行い、お客様の戦略を迅速に実行できるよう支援します。
■テクノロジー
DX、IoT、AI 時代の企業経営においては、意思決定のスピードがこれまで以上に重要です。フューチャーアーキテクトは独自の技術やノウハウを強みに、技術とビジネスの両面からコンサルティングを行い、お客様のスピーディな意思決定を支援します。また最新技術を駆使し、従来の技術では実現できなかった重要課題を解決し、競争優位を加速させます。さらにはテクノロジーで、企業や社会をデザインし未来に新たな価値を創造します。
主な事業領域は「流通」「金融」「物流」「製造」
メインとする事業領域は「流通」「金融」「物流」「製造」の4分野。それぞれを「戦略」「ビジネス」「テクノロジー」の側面から支援しています。4分野のそれぞれを解説しましょう。
■流通
流通では、食品流通・総合通販・ホームセンターなどの顧客が抱える課題の解決、目標の達成に向けたコンサルティングサービスを提供。売り場の情報をリアルタイムに収集・分析したマーケティングや発注・在庫管理の一元化、デジタルトランスフォーメーション推進によるEコマースの実現や販促の実行などを支援しています。
■金融
金融分野では銀行・証券・保険業の顧客に、経営目標や事業戦略を実現するための業務プロセスの改革とシステム導入を一体化させたコンサルティングサービスを提供しています。これまでに全国30行以上の銀行に課題解決、業務改革の支援を実行。デジタル技術の活用で、顧客のニーズに応じた新たなサービスの開発も行っています。
■物流
フューチャーアーキテクトでは、最新のテクノロジーと、これまでに物流のしくみを構築してきた実績を強みに、物流事業者やメーカー、小売業などの顧客に経営課題を解決するソリューションを提供してきました。物流戦略デザインやオペレーションの最適化やロボット活用による省力化などが主なサービスです。
■製造
食品、アパレルなどの製造業の顧客には、マーケットの変化に対応したオムニチャネル戦略の実践やデータ活用による事業・サービスのスピーディな展開を支援しています。AI(人口知能)を活用した需要予測に基づいた生産計画の策定や輸送体制構築など幅広いテーマで製造業の改革を支援しています。
フューチャーアーキテクトの会社概要
【代表者】
代表取締役会長 金丸 恭文氏
代表取締役社長 神宮 由紀氏
【会社公式URL】
【設立年】
2016年4月1日
(1989年設立のフューチャー株式会社よりITコンサルティング事業を継承)
【資本金】
40億万円(フューチャー株式会社)
【売上高】
連結:486億98百万円 (フューチャー株式会社・2021年12月期)
【従業員数】
連結:2,450名 (フューチャー株式会社・2021年12月末現在)
【企業理念】
「お客様の経営とITをデザインして未来を描き、実現する」
【沿革】
1989年11月
フューチャーシステムコンサルティング(株)設立
1997年7月
FutureArchitect, Inc. (米国)設立
1999年6月22日
日本証券業協会に株式を店頭登録
2002年6月21日
東京証券取引所第一部上場
2007年1月
フューチャーシステムコンサルティング(株)とウッドランド(株)が経営統合し、商号をフューチャーアーキテクト(株)に変更
2016年4月
フューチャー(株)に商号変更し持株会社へ移行
フューチャーアーキテクトのファーム特徴
フューチャーアーキテクトの特徴は、ITを活用したコンサルティング力です。企業の情報システムの問題点を解決するだけのシステム提案にとどまらず、顧客の未来のあるべき姿を共に考え、ビジネスとシステムを平行してデザインすることを自社のITコンサルティングの強みとしています。ここでは、フューチャーアーキテクトがこれまでに行ってきた具体的なコンサルティングの例を紹介します。
地域金融機関向け次世代バンキングシステムの構築
全国30行を超える銀行を支援してきたフューチャーアーキテクトが、2021年から提供を開始したのが、地域金融機関向けの「次世代バンキングシステム」です。次世代バンキングシステムとは、多くの地域金融機関の課題となってきた基幹系システムのアプリケーション構造の複雑化を解消するもの。
地域金融機関に求められるサービスを再定義して、新たなコンセプトの基幹業務システムとして開発したものです。最新のテクノロジーで勘定系も含めたシステム全体の構造を見直し、コア業務のデジタルトランスフォーメーションを推進して、時代の変化に対応した業務変革や経営戦略の実現を支援しています。
次世代型コンビニエンスストアモデルの構築
フューチャーアーキテクトは、株式会社ローソンの高度な店舗生産性と顧客の多種多様なニーズを満たす「次世代型コンビニエンスストアモデル」の構築も支えています。
これまでもフューチャーアーキテクトは、IT戦略パートナーとしてローソンの成長を長年にわたり支援。現在もローソンの各店舗に設置されているマルチメディア端末「Loppi」の次世代バージョンを開発。他にも、シンプルな新基幹システムを構築や発注業務の半自動化システムの展開など、店舗オペレーションの改善に貢献してきました。
ローソンとフューチャーアーキテクトが目指すのは、利用者のさまざまなニーズに応えられる「次世代型コンビニエンスストアモデル」の構築です。フューチャーアーキテクトは、ローソンによる新規ビジネスの立ち上げやM&A、提携に伴うシステムの調査・評価、IT戦略なども支援。IT戦略のパートナーとしてローソンの成長に向けたチャレンジを支えています。
クラウド型のAI-OCRプラットフォームサービスの構築
フューチャーアーキテクトは、佐川急便の配送伝票入力業務を自動化するAIシステムも開発しています。深層学習を活用した文字認識などのAI技術をベースに、配送伝票情報の読取りから既存システムへの連携までを自動化。AIによる手書き数字(サイズ、重量)の認識精度は99.995%以上に達し、確度の高いデータ入力を実現。手書き伝票や非定型帳票をAIが解析し、自動入力が可能となり、佐川急便の宅配業務の省力化を促進させています。
まとめ
ITを武器に課題解決型のコンサルティングサービスを提供し、クライアントのビジネスの発展を経営・業務・ITの三位一体でサポートしているフューチャーアーキテクトの特徴をご紹介しました。
新しいサービスモデルの構築でローソンや佐川急便など、各業界の主力企業の事業拡大・促進の一役を担っているフューチャーアーキテクト。
確かな技術力をもつITスペシャリストによる最新のテクノロジーを駆使した物流のしくみ構築の実績を強みとして、今後もクライアントの未来に視点を置き、永続的向上にむけての躍進が期待できます。
Professinals on Demand
PODは「フリーコンサルタント」と「プロフェッショナル人材を求める企業」とをつなぐマッチングサービスです。経営戦略をはじめ、IT上流要件定義、DX、PM/PMO、新規事業、BPR、M&Aなど、幅広いプロジェクトが豊富です。
フリーコンサルタントとして活躍されている方や独立・起業を検討されている方はお気軽にご相談ください。
詳しくはこちら