2023.03.13 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2023年3月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×クラウド」、「DX×NFT」をキーワードに、2/27~3/5に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2023年3月号No.2
目次
・DX事例|AI
- くら寿司が迷惑行為を防ぐAIカメラを導入
- 富士通、スマホカメラから静脈認証ができる技術を開発
- 高精度な来訪者検知システムで店舗運営がより効率的に
・DX事例|クラウド
- 日本初!道路単位で「車の通行量」が分かるサービスが登場
・DX事例|NFT
- タレントがスマホで撮影した写真や動画をNFTにして販売できるカメラアプリが提供開始
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、2/27~3/5に発表されたニュースを3点ご紹介します。
くら寿司が迷惑行為を防ぐAIカメラを導入
回転寿司チェーンのくら寿司は、昨今の社会問題となっている回転寿司における迷惑行為を防ぐため、AIカメラを導入しました。くら寿司では、「抗菌寿司カバー」を商品に付けるなどの工夫がされており、今回のAIカメラの導入によって「抗菌寿司カバー」の不審な開閉を検知し、店側に知らせることができます。迷惑行為を防ぎ、今後も安心して回転寿司を楽しむことができるよう期待したいです。
富士通、スマホカメラから静脈認証ができる技術を開発
富士通が、スマートフォンなどの一般的なカメラで手のひらを撮影した画像から手のひらの静脈パターンを抽出し照合することが可能な技術を開発しました。昨今、生体認証が広がりを見せており、その中でも手のひら静脈認証は精度が高く偽造もされにくいとされています。セキュリティ対策の一環として今後導入されるのか注目です。
スマートフォンなどの一般的なカメラを使って手のひら静脈認証の登録処理を可能にする技術を開発
高精度な来訪者検知システムで店舗運営がより効率的に
グローリーは、新型の来訪者検知システムを開発しました。従来の検知システムと比較し、顔認証技術に骨格認証技術を組み合わせることで、より高精度な年齢性別推定と人数集計が可能となります。それにより、店舗のカメラ画像を活用しより効率的な店舗運営を行うことができます。来店者の属性などをより細かく正確に把握することで、マーケティングへの活用も期待されます。
画像認識技術を活用した効率的な店舗運営を実現する新型来訪者検知システムを発売
DX事例|クラウド
ここからは、クラウドを活用した事例をご紹介します。
日本初!道路単位で「車の通行量」が分かるサービスが登場
ジオテクノロジーズは、道路ごとに車の通行量を取得することができるクラウドサービス「道路通行量クラウド」を提供開始しました。従来の神流データでは道路単位の通行量を把握することはできず、小売店などの出店検討時の課題とされてきました。道路単位での通行量の把握によって、より高精度な需要予測が期待されます。小売店舗の出店計画や需要予測の参考にしたい方は必見のトピックです。
日本初、道路ごとに車の通行量がわかるクラウドサービスを提供開始
DX事例|NFT
最後に、NFTに関する最新の事例のご紹介です。
タレントがスマホで撮影した写真や動画をNFTにして販売できるカメラアプリが提供開始
SNAFTYは、タレント専用NFTカメラアプリ「SNAFTY」をリリースしました。本アプリは、スマートフォンで撮影した写真や動画をNFTにして販売することができます。撮影した写真は端末には保存されずクラウド上で管理されるため、希少性を保ちNFTを作成・出品することができます。アイドルをはじめとするタレント活動の多様化を見せる中、知名度向上に向けた新しい価値として、今後注目されるのではないでしょうか。
いまというこの瞬間に希少価値を。タレント専用NFTカメラアプリ「SNAFTY」リリース!
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×クラウド」、「DX×NFT」に関するニュース(2/27~3/5)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。