2023.02.13 IBM、NASAと協業。AIと衛星データを活用し気候変動に関する共同研究を開始
2月1日、IBMは、NASAと協業を行うことを発表した。本協業では、NASAのマーシャル宇宙飛行センターとIBMが、NASAが持つ衛星データとIBMの有するAI技術を組み合わせた共同研究を行う。
共同研究において、NASAのHarmonized Landsat Sentinel-2(HLS)データ・セットに基づき、IBMの地理空間情報ファウンデーション・モデル技術によって分析することで、自然災害や周期的な作物の収穫量、野生生物の生息地などの識別を行う。それにより、地理学的な要素が気候変動に与える影響を分析することができる。さらに今後両社は、大気観測のデータを活用した気象・気候予測のモデル構築を目指す。
また、本協業によって地球科学分野の文献や資料を簡単に検索することができる環境の構築が期待されている。IBMは、30万件近くの地球科学雑誌の記事で学習された自然言語処理モデルを開発し、NASAのデータ管理などに活用されている。
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