2022.11.28 三菱総研、Web上でシミュレーション可能な分散型エネルギーリソース運用支援サービスを提供開始
11月14日、株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)は、分散型エネルギーリソース運用支援サービス「MERSOL」の提供を開始したことを発表した。
分散型エネルギーリソース(以下、DER:Distributed Energy Resources)は、発電設備や蓄電設備、需要設備などの需要家の受電点以下に接続されているエネルギーリソース、および系統に直接接続される発電設備、蓄電設備を総称するものである。DERは、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて活用が期待されており、国や事業者による取り組みが進められている。
「MERSOL」は、独自のマルチユース最適化モデルにより、DERの用途を複数組み合わせた運用シミュレーション環境をWeb上で提供します。それにより、類似の研究開発例の多くで検討されてきた単一のユースケースによるDERの運用と比較して、より効率的な運用方法を導出することができるようになった。さらに、検討中のDER活用事業における最適運用パターンや運用収支見込みをシミュレートするほか、データ閲覧ダッシュボードを通して結果を表やグラフ形式で確認することが可能である。
今後MRIは、「MERSOL」の改良・高度化を進め、DER実運用プロジェクト向けの情報提供、運用計画ロジックの提供、事業者と共同での事業参画も検討する方針である。
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