DX（デジタルトランスフォーメーション）事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×NFT」をキーワードに、11/15～11/21に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。

2022年11月号No.4

　　

　　　

目次

・DX事例｜AI
　－　AI見守りカメラで子どものバス内置き去りを防止
　－　和歌山県と総務省統計局など、データサイエンス領域における連携協定を締結
・DX事例｜メタバース
　－　フジテレビ人気番組「逃走中」がメタバースでNFTゲーム化
・DX事例｜NFT
　－　NFT販売サイトを5分で誰でも作成できるサービスが登場
・DX事例｜IoT
　－　マンションのIoT技術を活用し、日常的に共用設備の点検が可能に

　　

　　　

DX事例｜AI

DX×AI事例に関して、11/15～11/21に発表されたニュースを3点ご紹介します。

　　

AI見守りカメラで子どものバス内置き去りを防止

デジタル映像ソリューションの開発などを手掛けるザクティは、「こどもの送迎用バス見守りカメラソリューション」に関する実証実験を開始しました。AI画像解析技術×カメラ映像技術によって、近年問題視される、子どもが送迎用のバス内に置き去りにされてしまう事を防ぎます。子どもの安心・安全を守るために、保育現場への実際の導入が待ち遠しいサービスです。

「こどもの送迎用バス見守りカメラソリューション」実証パートナーとの連携開始

　　

　　　

和歌山県と総務省統計局など、データサイエンス領域における連携協定を締結

総務省統計局、独立行政法人統計センター、和歌山県、和歌山県立医科大学が、データサイエンス分野における連携を行います。具体的には、統計ミクロデータを活用した医療分野での研究、データサイエンス分野の人材育成などに取り組みます。国や自治体と大学が連携することによって、近年求められるデータサイエンスへの知見を持つ人材が増え、さらにDXの推進にもつながるのではないでしょうか。

総務省統計局、独立行政法人統計センター、和歌山県及び公立大学法人和歌山県立医科大学がデータサイエンス分野における連携協定を締結します

　　

　　

DX事例｜メタバース

次に、メタバースを活用した事例をご紹介します。

　　

フジテレビ人気番組「逃走中」がメタバースでNFTゲーム化

ブロックチェーンやメタバースを活用し、テクノロジー×エンターテイメント事業に取り組むNOBORDER.zが、フジテレビの人気番組「逃走中」をNFTゲーム化することを発表した。世界的に最も注目されているメタバースの1つである「XANA」上で展開され、「逃走中」のような大型番組がメタバースでNFTゲーム化されることは、珍しい試みです。エンターテイメントとメタバースやNFTの組み合わせの事例として、今後もぜひチェックしていきたいです。

ランフォーマネー、日本で最も有名なリアリティ番組がXANAメタバースでNFTゲームになります

　　

　　

DX事例｜NFT

ここからは、NFTを活用した事例をご紹介します。

　　

NFT販売サイトを5分で誰でも作成できるサービスが登場

Web3を活用したサービス開発支援などを行なうPost Urbanが、簡単にNFT販売サイトを開設することができる新サービス「DOMCITY」のベータ版をリリースしました。本サービスは、OpwnSeaなどのNFTマーケットプレイスを経由せずに、NFTの作成・販売・管理までを全て「DOMCITY」内で完結することができます。NFTを活用したサービスに関心のある方は、ぜひご一読ください。

たった5分で誰でも簡単に独自のNFTショップを開設できるWeb3ツール『DOMCITY』クローズドβ版をリリース

　　

　　

DX事例｜IoT

最後に、IoTに関する最新の事例のご紹介です。

　　

マンションのIoT技術を活用し、日常的に共用設備の点検が可能に

エヌエスティ・グローバリストは、「マンションのIoT技術を用いた設備点検サービス」を提供開始しました。マンションの共用設備を点検するにあたり、点検業務を行う人員不足やや保守部材のコスト高騰などが課題とされています。本サービスによって、マンションや管理会社の負担が軽減され、安全なマンション運営を維持することが期待されます。

マンションの共用設備「IoT技術を用いた設備点検サービス」を提供開始

　　

　　　

まとめ

今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×NFT」、「DX×IoT」に関するニュース（11/15～11/21）をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。