2013.07.12 デロイトトーマツ、モバイル・クラウド事業向けのサービス開始を発表。
※関係者の指摘により、本記事中の表現に一部誤りが発見されました。そのため7月17日に一部記事を修正させて頂いております。関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
7月11日、デロイトトーマツコンサルティングは自社プレスリリースで、企業によるモバイルデバイスやクラウドサービスの活用に対して、戦略立案からクリエィティブワークまで一貫して支援を行うコンサルティングサービスの提供を始めたと発表した。同サービスはグローバルでは既に米英豪にて提供されており、日本は世界で4番目に展開されるとのこと。
背景には、スマートフォンなどの急速な発展に伴いモバイルデバイスやクラウドサービスが充実してユーザーが高いITリテラシーを有するようになる一方で、企業側がそれに対応しきれず、販売やイメージの向上にチャンスを結び付けられない現状がある。
先日、当ニュースでも紹介した通り同社は6月1日にクラウドストレージ事業を展開するITベンチャー企業の株式会社ねこじゃらしのアプリ開発事業に関する事業譲渡契約を締結しており、これを基軸に今回のモバイルデバイスやクラウドサービスを事業展開するもよう。このサービスで、来年9月期には5億円、5年後の同期には70億円の売り上げを目指すとしており、伸びる市場に対して強気の事業計画を予測している。
業務システムの導入など、業務改善で効率化を得意としてきた総合系コンサルティングファームは、これまでWEBやモバイルのサイトやビジネスの構築には注力してきていなかったといえよう。今回のデロイトの発表はこのようなこれまでの動きに一石を投じるものとなる。他社がビッグデータビジネスに注力を始める中、少し差別化された戦略をとってきたともいえよう。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。