2022.07.19 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年7月号No.3)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×NFT」をキーワードに、7/5~7/11に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年7月号No.3
目次
・DX事例|AI
- 症状から迅速に疾患や回答案を提示するデンタルヘルスソリューションを開発
- Hondaと常総市が「AIまちづくり」の実現を目指した協定を締結
・DX事例|NFT
- 日本初。デジタル地図上のアイコンに位置情報を付与したNFTの販売開始
- LINEのプロフィールにNFTを設定できる機能の体験版が開始
- ヘルスケア領域における自然言語AI活用でFRONTEOとNTT東日本が協業
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、7/5~7/11に発表されたニュースをご紹介します。
症状から迅速に疾患や回答案を提示するデンタルヘルスソリューションを開発
日本IBMとDental Predictionは、IBM® Watsonを活用し、歯の疾患に不安がある人からの問い合わせに迅速かつ的確に回答するためのソリューションを開発しました。本ソリューションは、20名以上の歯科医師や歯科衛生士のノウハウと7,000件以上の相談・回答データを基に作られました。利用者が歯の健康を維持することに加え、歯科医師や歯科衛生士の負担の軽減が期待されます。
Dental Predictionと日本IBM、IBMのAIを活用し症状から関連性の高い疾患を提示するソリューションを開発
Hondaと常総市が「AIまちづくり」の実現を目指した協定を締結
Hondaの研究開発子会社である本田技術研究所と茨城県常総市は、「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」を締結しました。本協定では、AIや自動運転を活用したアイデアの創出や、知能化マイクロモビリティの進化に取り組みます。まちづくりにおける新たなモビリティ実装に関心のある方は見逃せない記事です。
茨城県常総市とHonda、AIや知能化マイクロモビリティを活用した「AIまちづくりへ向けた技術実証実験に関する協定」を締結
DX事例|NFT
ここからは、NFTを活用した事例を3点ご紹介します。
日本初。デジタル地図上のアイコンに位置情報を付与したNFTの販売開始
ジオテクノロジーズは、カーナビなどのデジタル地図上に表示される建造物などのアイコンに緯度経度の位置情報を付与し、NFT化した「位置情報付地図アイコンNFT」を販売開始しました。ジオテクノロジーズは、本NFTを通じて、自治体と連携しその収入の一部を文化財の保護に還元することを可能にすることで、地方創生に貢献することを目指しています。地方創生やNFT活用に関心のある方は、ぜひご一読ください。
LINEのプロフィールにNFTを設定できる機能の体験版が開始
NFTマーケットプレイスであるLINE NFTは、「プロフィールNFT」機能の体験版を提供開始します。保有しているNFTを、コミュニケーションアプリのLINEのプロフィールアイコンやLINE NFT上のマイページへの設定を可能とします。ぜひ一度NFTを身近で保有・活用を体験してみたいと感じるニュースです。
NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」、 体験版「プロフィールNFT」機能の提供を開始
ヘルスケア領域における自然言語AI活用でFRONTEOとNTT東日本が協業
自然言語解析AIソリューションを提供するFRONTEOとNTT東日本が、自然言語を用いたデジタルヘルスの展開を目指し、協業を開始しました。FRONTEOの持つ自然言語解析AI技術および製品開発力と、NTT東日本が有するICTソリューションやネットワーク、保守・運用体制を組み合わせ、一般消費者やヘルスケア事業者、患者、医療機関へのサービス展開を図ります。本協業によって、ヘルスケア領域にどのようにテクノロジーが活用されるのか、注目したいニュースです。
FRONTEO×NTT東日本 自然言語AIを用いたデジタルヘルスの協業を開始
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×NFT」に関するニュース(7/5~7/11)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。