2021.08.19 NTTデータ、地域金融機関5行に提供する共同利用システムの維持・運用にServiceNowを適用
8月10日、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)は、地域金融機関5行に提供している共同利用システム「MEJAR」の維持・運用にSaaSであるServiceNowを適用したことを発表した。
今回MEJAR にServiceNowを適用することで、維持・運用作業を自動化する。作業の間違いを削減するだけでなく、オペレーターの負荷を低減する。なお、SaaSを適用するにあたり、セキュリティを担保した独自のネットワークを構築する。また、FISC安産対策基準を満たしており、セキュリティ品質に関する第三者評価も実施している。具体的な適用事例は以下の通りである。
・故障連絡を自動化し、オペレーターの対応を削減:
従来ではオペレーターが故障に応じて担当者に電話連絡していたが、MEJARの主要システムとServiceNowを連係し、故障発生時の関係者への連絡を自動化することで、業務が効率化される。
・資産反映を自動化し、作業時間を83%削減:
ServiceNowとGitLab、Jenkinsを連係させ、MEJARの各サブシステムのプログラム更新作業を自動化する。ServiceNowの適用により、これまで手動で行われていた更新作業がボタン一つで完了するようになった。
今後NTTデータは、提供している他の金融システムにも今回の取り組みを展開し、NTTデータの金融システム全体で運用高度化と基幹システムの安定的な運用の実現をめざす。
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