2023.02.27 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2023年2月号No.3)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」をキーワードに、2/13~2/19に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2023年2月号No.3
目次
・DX事例|AI
- キャリアセンター向けにChatGPTを活用した就活支援サービスを提供開始
- 縦スクロールで見ることができるAIによって生成された最新ニュースを読めるアプリが登場
・DX事例|メタバース
- 山口県宇部市の高齢者サービス施設でメタバース体験会を開催
- 志摩スペイン村のメタバース版の訪問数が約1ヵ月で2万回に
・DX事例|ブロックチェーン
- みずほFG、ブロックチェーンによって企業が投資家と直接接点を持てるシステム基盤を開発
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、2/13~2/19に発表されたニュースを2点ご紹介します。
キャリアセンター向けにChatGPTを活用した就活支援サービスを提供開始
大学のキャリアセンター向けのDX推進などに取り組むキャリアボットが、キャリアセンター向けにChatGPTを活用した就活支援サービスを提供開始します。主に、OpenAI連携型ビジネスチャットの開発やエントリーシート添削サービスを提供します。これにより、よりスピーディかつ質の高い就活支援が期待されます。
キャリアボット、OpenAIのChatGPTを活用した就職支援サービスを全国のキャリアセンターに提供開始!
縦スクロールで見ることができるAIによって生成された最新ニュースを読めるアプリが登場
Ketchup合同会社が、AIによって生成された最新ニュースを読むことができるアプリ「AI News」を発表しました。本アプリは、AIがまとめた最新ニュースをTikTokのように立てスクロールで楽しむことができ、AIに質問することも可能です。縦スクロールUIで新しいニュース閲覧体験となるのではないでしょうか。
AIに質問できるニュースアプリ「AI News」をリリース。GPT搭載でTikTokスタイルの情報収集
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
山口県宇部市の高齢者サービス施設でメタバース体験会を開催
イマクリエが、山口県宇部市内の高齢者福祉施設の74歳~97歳の施設利用者を対象にメタバース体験会を実施しました。参加者はメタバース空間内で植物館への来訪を体験することができました。年齢を問わずメタバース活用の広がりを感じることができる最新のトピックです。
〜山口県宇部市発 自然教育メタバースプラットフォーム実証実験【世界を旅する植物館】〜高齢者サービス施設で『出張メタバース体験会』を開催
志摩スペイン村のメタバース版の訪問数が約1ヵ月で2万回に
iceberg theory holdings株式会社の子会社であり、国や地方自治体、BtoBメーカーなどのバーチャル空間やアバター制作を手掛けるnewtrace社がゲーミングプラットフォーム「Roblox」に制作したメタバース「志摩スペイン村~Parque Espana~」の訪問数が、約1ヵ月で2万回を突破しました。来訪者は日本のユーザーのみならず、アメリカやフランス、ドイツなど海外のユーザーの訪問も多くあります。インバウンドを期待した観光地のPRとして、今後も注目していきたいです。
【プレスリリース】“メタバース版”志摩スペイン村、オープンから1ヶ月で訪問数2万回を突破!
DX事例|ブロックチェーン
最後に、ブロックチェーンに関する最新の事例のご紹介です。
みずほFG、ブロックチェーンによって企業が投資家と直接接点を持てるシステム基盤を開発
みずほフィナンシャルグループは、ブロックチェーンを活用し、企業などの発行体が投資家と直接接点を持つことを可能とするシステム基盤「デジタルエンゲージメントプラットフォーム」の取り扱いを開始しました。投資家の事前同意を前提に、発行体は投資家の情報を得ることができます。投資家と発行体の関係の起点となり、金融商品の新たなマーケティング手段となり、取引の活性化が期待されています。金融領域におけるマーケティングに関心のある方は是非ご一読ください。
ブロックチェーン技術を活用した「デジタルエンゲージメントプラットフォーム」の取り扱い開始について
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」に関するニュース(2/13~2/19)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。