2023.01.31 EY、破損した車両のリユース・リサイクルを行うタウ社の非財務情報定量化を支援
1月17日、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は、株式会社タウ(以下、タウ社)の事業が創出する環境価値や社会価値の定量化を支援したことを発表した。
タウ社は、事故や災害などにより損壊した車両を国内で買い取り、世界120ヵ国以上への販売を行う。また、「循環型社会」の実現を目指し、損害状況に応じた最適な車両の利用方法を判定してリユース・リサイクルを行う「カー・トリアージ」の実践を基幹事業として取り組む。
今回、EYSCのデータサイエンスチームは、ライフサイクルアセスメント※や計量経済学を用いることで、タウ社の非財務情報開示をより効果的にするための「CO2排出量削減量の評価モデル」および「社会価値評価モデル」を構築し、定量化を支援した。
※商品の原料調達から、生産・流通・廃棄・リサイクルまで環境負荷の度合いを定量的に算出するための手法
本支援の概要は以下の通りである。
▪カー・トリアージにおけるCO2排出量削減量のライフサイクルアセスメント:
タウ社のカー・トリアージ事業においてライフサイクルアセスメントモデルを構築し、上流から下流までのCO2排出量削減への貢献度の定量化を行った。また、一般的な乗用車1台を新車ではなく再生車に変更した場合のCO2削減度合いを試算した。
▪カー・トリアージのもたらす社会価値の定量評価:
タウ社の損害車主要輸出先であるモルディブを対象に、損害車輸出による失業率の改善度合いや一人当たりGDPの増加幅を定量評価した。
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