2023.01.30 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年1月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」をキーワードに、1/17~1/22に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年1月号No.2
目次
・DX事例|AI
- 本物に近いAIアバターがテキストを自動で読み上げ、手軽に本格的な動画を作成
・DX事例|メタバース
- 日産、サステナブルな生活を体験できるゲーム型メタバースコンテンツを公開
- 鉄道やバスのミュージアムがメタバース空間に登場
・DX事例|ブロックチェーン
- ブロックチェーンを活用し、自転車フレームの資源に対して「追跡可能なデジタルツイン」が実現可能に
- 侵害被害の証拠をブロックチェーンに記録。デジタルコンテンツの著作権侵害対策を支援
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、1/17~1/22に発表されたニュースをご紹介します。
本物に近いAIアバターがテキストを自動で読み上げ、手軽に本格的な動画を作成
クリスタルメソッド社が、AI自動動画アプリ「DeepAIMovieCreator」を提供開始しました。入稿したテキストをAIアバターが自動で読み上げ、背景の画像や動画、音楽は好きなものを挿入することができます。本アプリによって、会社のPRや商品紹介など、様々な動画作成に活用されることが期待されます。
文章を動画にできるアプリ「DeepAIMovieCreator」AIアバターが読み上げます
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例を2つご紹介します。
日産、サステナブルな生活を体験できるゲーム型メタバースコンテンツを公開
日産自動車が、メタバース空間内で電気自動車を活用しサステナブルな暮らしを体験することができるゲーム型コンテンツ「NISSAN EV & Clean Energy World」を公開しました。「NISSAN EV & Clean Energy World」によってユーザーは、EVや再生可能エネルギーを身近に感じ、持続可能な生活を考えるきっかけとなるのではないでしょうか。
日産自動車、メタバース上でサステナブルな暮らしを体験するゲーム型コンテンツ「NISSAN EV & Clean Energy World」を公開
鉄道やバスのミュージアムがメタバース空間に登場
西日本鉄道は、2023年2月25日より、日本で初めてメタバース上に鉄道とバスのミュージアムを構築した「にしてつバース」を公開することを発表しました。メタバース空間内でアバターを使って、バスや電車の車両操作体験などが可能となります。メタバースやNFTなどの最新テクノロジーの活用に積極的な鉄道業界の最新事例として、必見の記事です。
日本初!鉄道・バスのメタバースミュージアム「にしてつバース」 オープン!!
DX事例|ブロックチェーン
最後に、ブロックチェーンに関する最新の事例のご紹介です。
ブロックチェーンを活用し、自転車フレームの資源に対して「追跡可能なデジタルツイン」が実現可能に
帝人と富士通は、自転車のフレームに用いられるリサイクル炭素繊維の「資源循環における環境価値化実証プロジェクト」を始動しました。ブロックチェーンを活用し、自転車フレームに使用される材料の資源や環境負荷に関するデータを追跡、可視化を行います。将来的には、ESG投資の評価やクレジットとしての活用への展開を目指しており、これからの持続可能な社会への取り組みとして注目です。
帝人と富士通、自転車フレームに用いられるリサイクル炭素繊維の「資源循環における環境価値化実証プロジェクト」を開始
侵害被害の証拠をブロックチェーンに記録。デジタルコンテンツの著作権侵害対策を支援
ケンタウロスワークスは、ブロックチェーンによる証拠保全を行うデジタルコンテンツの著作権侵害対策支援サービス「C-Guardian(シー・ガーディアン)」を提供開始しました。個人のクリエイターの創作物に対する侵害の対策支援を主な目的としており、NFT侵害へも対応しています。今後さらに増えていくことが予想されるデジタルコンテンツやNFTに関心のある方は、ぜひご一読ください。
ケンタウロスワークス、博報堂、原本がブロックチェーン技術を活用したWeb3.0時代の著作権証拠保全支援サービス「C-Guardian」の個人クリエイター向けバージョンの提供を開始
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」に関するニュース(1/17~1/22)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。