12月16日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、オンライン診療や薬局によるオンライン服薬指導の利用状況に関する調査結果を発表した。本調査は、20歳以上のオンライン診療・オンライン服薬指導の利用経験者および未経験者1443名を対象として行われた。

オンライン診療の利用率は6.8%(前年比0.9%増)、オンライン服薬指導の利用率は6.3%(前年比1%増)であり、ほぼ横ばいであった。オンライン診療・オンライン服薬指導経験者の再利用意向は、それぞれ8割程度であり一度利用した人が今後も利用する意向である割合が高いことが分かった。一方で未経験者がオンライン診療を「コロナに関係なく使いたい」「コロナの不安がある間だけ使いたい」と回答した割合は71%、オンライン服薬指導では55%という結果であった。

未経験者がオンライン診療やオンライン服薬指導を使ってみたいきっかけとして最も多かったのは「医師・看護師が推奨するのであれば」であったが、実際に医師や看護師に勧められた経験がある人は約1~2%と極端に低い結果となった。

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