2022.11.21 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年11月号No.3)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」をキーワードに、11/8~11/14に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
目次
・DX事例|AI
- セキュアな通信環境でのAI機能による文字起こしが可能に
- 踏切事故を未然に防ぐ「3D画像解析踏切監視システム」の本格運用が開始
- データやアルゴリズムを秘匿した状態でAIモデルを企業同士が連携し、推論の精度が向上
- 画像解析によって設備点検や製品検査の効率化・コスト削減を実現
・DX事例|メタバース
- メタバースにおける新たな金融サービスの提供を目指す
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、11/8~11/14に発表されたニュースを4点ご紹介します。
セキュアな通信環境でのAI機能による文字起こしが可能に
ソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォームは、IoTデバイスなどから送信されたデータをAIが処理する「MEEQ AI」におけるサービスの第2弾として「MEEQ AI文字起こし」の提供を開始しました。近年様々な文字起こしツールが開発されている中、本サービスでは、よりセキュアな環境で音声データをテキストデータ化することができます。会議やインタビューなど、文字起こしを必要とする方はぜひ一度利用してみてください。
「MEEQ AI 文字起こし」サービスを提供開始~通信と文字起こしの組合せによるサービス構築を支援~
踏切事故を未然に防ぐ「3D画像解析踏切監視システム」の本格運用が開始
株式会社コンピュータシステム研究所が、西武鉄道において「3D画像解析踏切監視システム」を本格的に運用開始しました。AIや3D画像解析によって踏切内の人を検知し、列車の運転士に知らせることができます。「人」の検知性能が高い本サービスを活用によって、踏切内での事故が少しでも減ることが期待されます。
西武鉄道にて「3D画像解析踏切監視システム」の本運用がスタート
データやアルゴリズムを秘匿した状態でAIモデルを企業同士が連携し、推論の精度が向上
EAGLYSと三井物産は、従来の技術では難しいとされていたデータやアルゴリズムを秘匿した状態での企業間データ連携と秘密計算活用に関する共同実証実験を行いました。本実証実験によると、安全性を保った状態でデータ・AIモデルを連携し、他社と共有することで推論制度が向上することが分かりました。企業や研究機関などの間で、互いのデータやAIモデルを連携することで、各社の取り組みに対する追い風となっていくのか注目です。
画像解析によって設備点検や製品検査の効率化・コスト削減を実現
TDSEが、AI画像解析サービス「TDSE Eye」の第一弾として、設備点検及び製品検査などの効率化・コスト削減を実現する異常検知サービスを提供開始しました。最先端の異常検知AIを専門的な知識を必要とせずに導入・運用が可能であり、それによって設備の保守業務や製品の品質確認などの作業を低コストで効率化、することができます。製造業のDXに興味のある方はぜひ、ご一読ください。
TDSE、AI画像解析サービス「TDSE-Eye」の第一弾サービス提供開始
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
メタバースにおける新たな金融サービスの提供を目指す
ANA NEO、損保ジャパン、三菱UFJ銀行は、メタバース空間における新たな金融サービスの提供に向けて協業することを発表しました。ANA NEOが提供するメタバースプラットフォーム「ANA GranWhale」において、3社で金融サービスのあり方を検証します。メタバース×金融といった新たなFintechに関心のある方は注目の記事です。
ANA NEO、損保ジャパン、三菱UFJ銀行の3社でメタバース金融の実現に向けた基本合意書を締結
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」」に関するニュース(11/8~11/14)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。