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2022.02.02 デロイト、M&A取引プロセスにおいてESGの観点から評価を行うサービスを強化・本格展開

1月24日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、M&Aのライフサイクルにおいて、ESGの観点から競争優位性を評価する「ESGデューデリジェンス(以下、ESGDD)」を強化し、本格展開していくことを発表した。

ESGDDは、「M&A取引準備」と「デューデリジェンス+M&A取引実行」のプロセスの中で、ESGの観点からリスクと機会の評価を行うサービスである。持続的な企業活動の支援を加速させるため、従来の財務・税務・法務・人事・ビジネスデューデリジェンスなどを組み合わせ、サステナビリティを含む各領域の専門家と協力することで、財務価値と非財務価値の双方を考慮した評価サービスを提供する。

主に、調査対象会社の環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に係る経営環境(外部環境)と事業運営(内部環境)をリスクと機会の観点から調査・分析を行うことにより、事業モデルの強みと課題を把握する。ESGDDの実施手順は以下の3ステップにて行われる。

1. デスクトップ調査:
デロイトトーマツでは、財務インパクトが大きいと分類・特定される11のセクターごとに重要度の高さを反映させたオリジナルの「ESGチェックリスト」を策定している。このチェックリストをもとに、対象会社のESG経営度を開示情報および提供された資料を調査・分析し、ESG取り組み状況を把握する。

2. ヒアリング調査:
デスクトップ調査で把握できない事項や、識別したリスクや機会に係る現状の取り組みに関する事項を統括責任者などに対して、ヒアリングを行う。さらに、識別されたリスクに関して、発生原因や是正措置状況を確認し、ESGに係る価値やリスク、統制環境を評価する。

3. ESGDD結果報告:
デスクトップおよびヒアリング調査から移行リスクや物理的リスクなどに対するマネジメントや体制、違反件数などのパフォーマンスを分析し、ESG経営に係るリスクを評価することで、改善提案を含めた報告書を作成する。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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