2021.07.26 EY調査、EVが自動車販売の覇権を握る時代、予想より5年早まる見通し
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(以下、EY)が行った最新調査・分析によると、世界の自動車販売に占める米国、中国、欧州3市場全体の電気自動車(EV)の比率がエンジン式自動車のそれを上回る時代は、従来予想より5年早く到来する可能性があることがわかった。また、最新の予測データによると、EVの販売台数は、2031年までは欧州がリードし、2032年から2050年にかけては中国が首位となることが予測された。
自動車業界では新たな消費者グループが生まれつつあり、コロナ禍によりマイカー所有に前向きな考えを持ち始めている。EYが2020年11月に公表した指標「EY Mobility Consumer Index」によると、非マイカー所有者のほぼ3分の1が今後6カ月以内にマイカーを購入することを検討しているという結果であった。EVに対する国レベルの支援策を見ると、米国ではEV購入者へのインセンティブの継続と充電インフラの整備を掲げる一方、欧州では、コロナ関連の救済措置の一環でEV購入時の消費者へのインセンティブの付与を行っている。中国政府についても、製品ラインアップの充実化やEVの需要拡大に向けた支援を続けていることが分かった。
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