2021.04.27 デロイト、AWSの協力のもと脱炭素社会の実現に向けたクラウド利用に関するホワイトペーパーを公表
4月19日、デロイトトーマツコンサルティング合同会社(以下、デロイトトーマツコンサルティング)は、クラウドコンピューティング(以下、クラウド)の導入を2050年のカーボンニュートラル実現に向けた方策の一つとして、推進するための提言および論点をまとめたホワイトペーパー「クラウド活用による脱炭素社会の実現:クラウド技術を利用してCO2排出実質ゼロのカーボンニュートラル目標を達成する方法」を公表した。本ホワイトペーパーは、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社(以下、AWS)の協力のもと作成された。
本ホワイトペーパーにおいて、民間部門および公共部門それぞれにおける提言として以下のようにまとめられている。
▪民間部門におけるクラウド導入に向けた提言
・クラウド導入を省エネ対策として位置づけること
・クラウドベースのソリューションであるスマートグリッド、リアルタイムエネルギー管理、仮想発電所の推進
・都道府県および市町村の省エネ推進施策の補助対象へのクラウドの追加
・税制優遇措置の拡大:青色申告法人について、クラウドサービス費用を対象に含めるよう適用範囲を設定
▪公共部門におけるクラウド導入に関する提言
・政府機関と省庁におけるクラウド導入についてのより野心的な目標設定と行動計画の策定
・デジタル化推進のための歳出予算の見直し
・政府のカーボンニュートラル目標と自治体の取組との整合性の確保
・グリーン購入法の定める特定調達品目一覧にクラウド技術を用いた製品やサービスを追加
・クラウド技術を用いた災害復旧と気象パターン予測
・自然災害発生時の重要インフラたりうるクラウド基盤の事業継続性に対する支援
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