2021.03.04 デロイト「グローバル自動車消費意識調査」、日本のガソリン車購入志向は昨年比8%増
2月24日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、全世界23カ国24,000人以上の消費者を対象に自動車業界に関する様々な課題についての調査結果をもとに、日本やアメリカ、ドイツ、インド、中国、韓国の6カ国の消費者意識についての調査レポート「2021年デロイトグローバル自動車消費者調査」を発表した。
本調査によると、各国でガソリン/ディーゼル車(ICE)を購入する意向が上昇しており、アメリカの消費者の74%が次期購入車両にICEを選好している。日本は今回の6カ国の中で、最も電動化志向が高かったが、次期購入車両にICEを選好する割合は、昨年の35%から8%増の45%となっている。
電気自動車(BEV)に関する最大の懸念事項は、充電インフラの欠如(日本:29%、韓国:32%、インド:26%)、バッテリー走行距離(アメリカ、ドイツ:28%)、安全上の懸念(中国:29%)であった。BEVの充電場所として、日本、アメリカ、ドイツ、インドの多くの消費者は、自宅での充電を想定する一方、韓国と中国では、職場や路上での充電ネットワークの重要性が高い結果であった。また、コネクテッドカーなどの先進技術を取り入れた自動車に対して、アジアを中心に肯定的な認識が高まっている。特に中国では、消費者の83%が有益であると考えているのに対し、アメリカでは44%にとどまった。
詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。
レポート全文はこちら