2020.12.25 デロイト調査、5Gを利用している日本の消費者は1%未満
12月18日、デロイトトーマツグループ(以下、デロイトトーマツ)は、デロイトのテクノロジー・メディア・テレコムインダストリーが全世界23カ国・地域で18歳から75歳の計37,450人を対象とした調査「Digital Consumer Trends 2020」をもとに分析したレポート「5Gの各国消費者への浸透状況と日本の現在地」を発表した。
5Gに対しての認識について、「5Gについてよく知らない」という設問に、5Gが先行する中国でも45%が同意する中、日本やその他のイタリアやイギリスなどの欧州各国は、6割前後が同意する結果であった。今回の結果から、各国消費者の約半数は「5Gに移行したらモバイル接続は良くなるだろう」と感じていいるにも関わらず、具体的な利点についての認識はまだ広がっていない子ことが分かった。
今回の調査時点で5Gを「既に利用している」と回答した人の割合が最も高かったのは中国で10%。次に多かったのは7%でフィンランドであった。それに対し、日本は1%未満となり、今回の調査対象の国の中で最低水準であった。イタリアでは、「既に利用している」と回答した人は2%であったものの、「自分の地域で利用可能になり次第、5Gネットワークに乗り換えるだろう」との回答が26%と比較的高い水準であり、5G利用への意欲が高いことが伺える結果となった。
また、他国と比較して日本で5Gが進まない理由として、主に以下の5点がの考えられた。
▪既存の通信ネットワーク品質に満足している。
▪デジタルデバイスのアーリーアダプターが少ない
▪エリアカバレッジがまだ十分ではない
▪キラーコンテンツがまだ見えないため端末・通信料金の価格アップは割高に感じる
▪所有率が高いiPhoneだが、5G端末の発売は2020年10月末から
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