2019.05.30 元マッキンゼー・医師の金子和真氏が代表の医療ベンチャー「Linc’well」、シリーズAで3.5億円を調達
5月27日、ITを活用した病院チェーンのシステム提供・運営支援を行う株式会社Linc’wellは、同日までにシリーズAラウンドで総額約3.5億円を調達したと発表した。引受先はDCM Ventures、Sony Innovation Fund、Incubate Fundで、シードラウンド(2018年4月に実施)を含めた累計調達額は約4.2億円となる。
創業者の金子和真氏は医師・医学博士。東京大学医学部附属病院を中心に8年にわたり臨床・研究を経験後、2011年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。医師として初めてマッキンゼー日本支社におけるリーダーシップに就任した。
Linc’wellは2018年4月創業。医療現場における非効率性をテクノロジーで改善する「次世代プライマリケア クリニック」の普及を目指し、病院運営や経営支援を行っている。同社はクリニックグループ「クリニックフォア」を展開しており、AIを活用した問診システム、オンライン予約や診療に最適化された電子カルテなどによって効率化を図っている。2018年10月には「クリニックフォア」ブランドの第一号店舗を田町に開業し、半年間で受診者は延べ2万人を超えた。
【クリニックフォア田町の内観(プレスリリースより引用)】
「クリニックフォア」は都内での追加展開を既に予定しており、将来的には都市部を中心に数百規模のテクノロジーを活用したクリニックの運営支援を行いたいという。また、メディカルサプリのサブスクリプション等のオンラインヘルスサポート事業にも取り組み強化を行うとのことだ。
詳しくは以下のリリースをご覧ください
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000045113.html