2019.05.07 NRIが新中期経営計画を発表 グローバル強化で海外M&Aに500億円投資へ
4月25日、株式会社野村総合研究所(NRI)は2019年〜2022年を対象とした新中期経営計画を発表した。中期経営計画では、2022年度に営業利益1,000億円・海外売上高1,000億円の達成を掲げた財務目標と、DXを中心軸に据えたNRIの今後の注力分野を示している。
NRIは2022年度の財務目標として、売上高6,700億円以上、営業利益1,000億円、海外売上高1,000億円を設定した。これらの目標を達成するための成長戦略として、同社は「DX戦略」「グローバル戦略」「人材・リソース戦略」の3点を掲げた。
【2018年実績と2022年目標】
DX戦略においては、好調が続くDX関連事業をさらに推進する。顧客体験と分析機能の融合や「as a service」型ビジネスの展開、クラウドサービスの導入を支援していくという。
グローバル戦略に関しては、海外売上高1,000億円の達成に向けてM&Aを強化し、4年間で500億円以上の投資を想定している。
人材戦略においては、採用・育成拡大を積極的に推進する。NRI単体だけでも今後の4年間で1,000人以上の採用を計画している。
同日発表した2018年度の決算は、売上高が5012億円(前期比6.3%増)、営業利益が714億円(前期比9.7%増)と増収増益。今後の中期経営計画で、NRIはDX拡大を後押しにさらなる成長拡大を目指していくこととなる。
詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください
https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2019/190425_3.pdf