2019.04.24 デロイト、「TMTトレンド予測」日本版を発表。IoTは世界から5年の遅れ
4月22日、デロイト トーマツ グループは「TMT Predictions 2019 日本版」を発行した。これは、デロイト グローバルがテクノロジー・メディア・通信(TMT)業界におけるグローバルトレンドを予測した「TMT Predictions」に、日本オリジナルの考察・分析を加えたレポートだ。本レポートでは、グローバルトレンドに挙がっている10の業界予測に対して、日本企業として変化にどう対処し、どう対応すべきかを解説している。
10の業界予測は以下の通りだ。
【日本版 10の業界予測】
1. 5G:日本の5G浸透は共同事業による仕掛けづくりがポイント
2. AI:AIの利用が一般企業にも拡大する「AIの民主化」が進む
3. スマートスピーカー:認知に対する普及率の低さが課題
4. TVスポーツ/スポーツベッティング:スポーツ賭博の導入によるスポーツ振興とアスリート支援を見込む
5. eスポーツ:eスポーツ市場の持続的成長が論点となる
6. ラジオ:グローバルを参考にしたリスナー拡大とビジネスモデルに展望あり
7. 3Dプリンティング:国際競争力を保つため、量産現場での活用に課題
8. 中国の通信環境:5G投資やBATを中心とした中国データビジネスの強化をどう活かすか
9. 中国の半導体市場:日本の市場シェア縮小に立ち向かう戦い方とは何か
10. 量子コンピュータ: 莫大なインパクトをもたらすが、商用化と普及拡大に時間を要する
加えて、日本企業が取り組むべき4つのテーマ「APIエコノミー」「IoTの活用」「IoTのリスク対応」「ロボティクス」を日本独自のコンテンツとして取り上げている。
【日本独自の4つのコンテンツ】
■APIエコノミー:利用が遅れているAPIエコノミー活性化が必要
■IoT活用:マネジメントのビジョン不足でグローバルに5年の遅れ
■IoTが企業にもたらすリスク:セキュリティ脅威と機器設計段階からの対策が急務
■ロボティクス:AIなどの技術進歩で生産工程が完全自動化へ
詳しくは以下のリリースをご覧ください
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20190422.html