2018.11.04 LIXIL新CEOにマッキンゼー25年の山梨広一氏
10月31日、株式会社LIXILグループは取締役会にて、代表執行役の異動を決議したことを発表、社外取締役だった山梨広一氏が、株式会社LIXILグループの取締役 代表執行役 兼 COOおよび、株式会社LIXILの代表取締役会長 兼 CEOに就任することが発表された。
株式会社LIXILのCEOに就任する山梨広一氏(LIXILのウェブサイトより引用)
これまで株式会社LIXILの代表取締役社長 兼 CEOであった、瀬戸欣哉氏が取締役 代表執行役社長となる。瀬戸欣哉氏は住友商事出身で、工具のネット販売会社MonotaRO(モノタロウ)を創業し東証1部に上場させた経歴を持つ。2016年にGEの社長を務めた藤森義明氏の後を継ぐ形で、LIXILグループの取締役 代表執行役社長 兼 CEOに就任していた。
LIXILは、18年3月期決算で純利益が過去最高を記録していたが、2018年10月22日には19年3月期の事業利益予想を850億円から450億円(41%減)に下方修正すると発表。国内は新築着工の落ち込みや自然災害によるリフォーム工事の遅延、海外は新商品の発売遅延や販売不振が響いたほか、原材料コストの上昇も利益を圧迫した。
山梨広一氏への交代で3代連続でプロ経営者の招へいとなる。
マッキンゼーで25年の経験を持つ山梨広一氏
株式会社LIXILグループの取締役 代表執行役 兼 COOおよび、株式会社LIXILの代表取締役会長 兼 CEOに就任する山梨広一氏は64歳。1東京大学経済学部卒業、スタンフォード大学経営大学院(経営学修士)修了。富士写真フイルムを経て、90年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。95年からパートナー、2003年からシニアパートナー。小売業、消費財メーカーおよびその他業界の企業の戦略構築や組織変革、マーケティング、オペレーション改革など、マッキンゼー日本支社において最も豊富なコンサルティング経験を有する。2014年マッキンゼーを退社。
その後、2014年「シンプルな戦略: 戦い方のレベルを上げる実践アプローチ」、2016年「マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力」、2017年「必ずできる。」、「3原則 働き方を自分らしくデザインする」、2018年に「「10年後どうする?」を決める経営戦略の教科書」などの書籍も発刊している
詳しくは以下のLIXILグループのリリースをご覧ください。
https://www.lixil.com/jp/investor/ir_news/