2018.07.31 製造業支援コンサルのO2が2.5億円を調達。AIによる技能伝承の事業加速
株式会社O2は総額約2.5億円の第三者割当増資を実施したことを発表した。
引受先は株式会社テクノプロ、みらい創造一号投資事業有限責任組合(運営:株式会社みらい創造機構)、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合(運営:みずほキャピタル株式会社)、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合(運営:三菱UFJキャピタル株式会社)、つくば地域活性化ファンド投資事業有限責任組合(運営:筑波総研株式会社)。
O2(オーツー)とは?
O2は製造業向けコンサルティングを手掛ける株式会社O2を中心に、事業持ち株会社4社のグループを構成している。
●製造業に特化してコンサルティングを提供するコンサルティングファームとしての『O2』、
●エンジニアに向けた技能承継を行う『XrossVate』
●2015年に100%出資を行った山形県にある金型メーカー『IBUKI』
●AIによる製造業の技能継承を支援に特化した『LIGHTz』
の4社だ。それぞれの強みを生かし企業・社会の持続的成長に向けたモノコト支援を展開。
資金調達によるLIGHTzのAI事業の加速
今回の資金調達では、グループ企業LIGHTzのAI技術であるORGENIUS(オルジニアス)の開発加速を中心に製造業のお客様に向けた高付加価値ソリューションの強化を推進する。
ORGENIUS(オルジニアス)は、LIGHTzが開発したスペシャリスト、エキスパート、ベテラン、匠が持つ経験や知見、洞察の視点を「BrainModel(ブレインモデル)」と称する言語ネットワークモデルで「汎知化(はんちか)」し、活用する自然言語処理型AI。
情報検索、数値データ解析、画像解析、図面解析、等の機能を持つアプリケーションと組み合わせて活用することで製造業を中心に技術/技能継承、自動化/デジタル化による生産性や品質向上等に効果を発揮する。
業界に特化したコンサルティング会社としてのO2の成長。また、金型メーカーへの出資。資金調達によるAI子会社の事業加速など、ここ数年興味深い動きをしているO2グループに今後も注目していきたい。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
https://www.o2-inc.com/news/20180730.html