2018.03.02 マッキンゼー出身の稲田将人氏の著書「戦略参謀の仕事」発売
2月16日、「戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス」(ダイヤモンド社)が出版された。著者は、トヨタの実践力、マッキンゼーの戦略プランニング力を身につけた企業改革専門コンサルタントの稲田将人氏。
「プロフェッショナル経営者」という言葉がもてはやされるようになって久しいが、日本において、一般のビジネスマンが経営手腕を磨く機会は非常に少ないし、また、こうした「プロフェッショナル経営者」を育てる土壌も、残念ながら整っているとはいえない。
それでは、経営者としての腕を磨くプログラムは企業内に存在していないのか。
稲田氏は、多くのビジネスマンにとって、いちばん身近にある選択肢は、現在の企業において経営トップ、あるいは事業トップの課題の一部を代行する「参謀」役として動き、腕を磨くことであるとアドバイスしている。
本書は、これまで著者が一緒に仕事をしてきた様々な業界の参謀役の方々の現実・実態をもとにまとめられており、「参謀」役の基本的なスタンス、考え方、習得していったスキル、成功要因、失敗要因からのやるべきこと、やってはいけないことを明らかにしている。
【本書の内容】
はじめに
なぜ、参謀役は経営トップへの登竜門
第1章 企業における参謀とは、どういう存在か
第2章 なぜ、参謀機能が必要になるのか?
第3章 参謀の基本姿勢とマインドセット
第4章 戦略とは何か
第5章 問題解決の基本は、MECE×ロジックツリー+仮説思考
第6章 必修の経営知識と実践知
第7章 組織のPDCAを正しく起動し、事業運営力を磨き続ける
第8章 人間の「業」に対処する
詳しくは右のリンクからご覧ください。
著者の稲田将人氏は、早稲田大学大学院理工学研究科修了後、豊田自動織機製作所より企業派遣で米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科にて修士号取得。その後マッキンゼーアンドカンパニー入社。マッキンゼー退職後は、企業側の依頼にもとづき、大手企業の代表取締役、役員、事業・営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行う。これまで経営改革に携わったおもな企業に、アオキインターナショナル(現Aoki HD)、ロック・フィールド、日本コカ・コーラ株式会社、三城、ワールド、卑弥呼などがある。ワールドでは、低迷していた大型ブランドを再活性化し、ふたたび成長軌道入れを実現した。著書に、『戦略参謀』『経営参謀』(ダイヤモンド社)、『PDCAプロフェッショナル』(東洋経済新報社)がある。