2017.10.06 太陽と優成の準大手監査法人2社が来年7月に合併で合意
太陽監査法人と優成監査法人の準大手2法人が3日、来年7月1日の合併を目指して協議を進めることで基本合意したと発表した。この統合によって人員数は約80人、監査を担当する上場企業は200社になる。
太陽監査法人によると、統合の目的は、組織的な規模の拡大によって経営基盤を強化して、各種の施策を進め、グローバル・ネットワークファームへの発信力・対話力を高めることで、監査法人として新たなステージを目指すためだという。
両法人の売上高(太陽60億円、優成36億円)を合計すると96億円。それでもビッグ4と呼ばれる新日本、あずさ、トーマツ、PwCあらたには遠く及ばない。しかし、監査を担当する上場企業数は195社になり、現在4位のPwCあらた監査法人(122社)を抜くことになる。また社員数は80人へと膨らむ。
以下は監査法人の売上高上位5法人と優成監査法人の比較(左から売上高、監査上場企業数、公認会計士数、社員数)。
1位 新日本: 1000億円 932社 545人 556人
2位 トーマツ: 964億円 908社 529人 578人
3位 あずさ: 898億円 708社 570人 606人
4位 PwCあらた: 370億円 122社 103人 130人
5位 太陽: 60億円 144社 53人 55人
– 優成: 36億円 51社 22人 25人
※2017年10月時点 ※1億円未満は切り捨て