2017.10.05 電通、イノベーションを支援する 組織「電通ビジネスデザインスクエア」を60人規模で設置
電通は、企業のイノベーション創出を支援するビジネスデザイン領域の強化に向け、60人の専門組織「電通ビジネスデザインスクエア」を設置したと発表した。新規事業の戦略から実行までの一貫した支援を顧客企業に提供していく。
昨今、多くの企業が既存の業態では大きな成長が見込めないと考え、根幹からの活動の見直しと非連続な成長の必要性をより強く認識し始めている。電通の顧客企業からも未来に向けた新たな方向性の発見、新事業の戦略設計から仕組みの導入、実行までをワンストップで支援してほしいというニーズが高まっている。
こうした声を受けて、電通はこれまでに蓄積してきた知見やノウハウを整理・サービスライン化。より専門的で高度なソリューションを提供していく体制を整えることにして、電通ビジネスデザインスクエアを設立した。
具体的には、顧客企業に対して7つのサービスラインを通じてイノベーション創出支援していく。
◆7つのサービスラインの概要
1.VISIONEERING: 企業が進むべき未来の方向性を見いだす
2.OPPORTUNITY FINDING: 企業や事業の新たな機会を見極める
3.INTEGRATED DESIGN: 新たな機会を、包括的な視点で戦略化する
4.BUSINESS FRAMING: 意思決定要素を分析し、ビジネスモデルを構築する
5.DEEP PROTOTYPE: 製品・サービスアイデアを、プロトタイピングする
6.FUTURE ANALYSIS: 新たな事業等の現在価値を導き出し、経営判断を支援する
7.SHERPARING: 事業立ち上げに関わる具体的実行をサポートする
電通はこの専門組織を通じて、日本の広告市場(約6兆円)の外にあるビジネスデザイン領域市場に新たな軸足を置くとともに、顧客企業にこれまでにない価値を提供していく。