2017.07.05 国際協力銀行(JBIC)と経営共創基盤(IGPI)が「JBIC IG Partners」を設立
国際協力銀行(JBIC)と、経営共創基盤(IGPI)はこのたび、「JBIC IG Partners」を設立した。
JBIC IG Partnerは、日本の政策金融機関として海外業務を遂行するJBICと、長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的としたハンズオン型成長支援の実績を有するIGPIが、それぞれの強みを活かすことで、海外向け投資ファンドに対する助言を行う。
設立は6月30日付けで、代表取締役CEOには国際協力銀行の家田嗣也氏が、CIOには経営共創基盤の塩野誠氏がそれぞれ就任する。資本金は5億円(うち準備金2億5000万円)出資比率は国際協力銀行:51%、経営共創基盤:49%となっている。
国際協力銀行は、株式会社国際協力銀行法に基づく特殊会社で日本の輸出信用機関。日本企業や投資家によるM&A、海外インフラ事業展開などになどに融資を行っており、最近では海外において事業を行う日本企業の出資法人や、日本企業等が中核的役割を担うファンド等に対して出資業務も本格化させている。平成29年3月末時点の出資、融資、保証の合計残高は17兆424億円に上る。
経営共創基盤は国内外を問わず、ハンズオン型の経営支援や、経営コンサルティング、FAS業務などを展開。加えて日本企業の海外での業務オペレーションの構築や、M&A後のPMI(経営統合)など海外進出の支援においても活動の幅を広げている。
近年の日本企業や投資家の間では、国内需要の減少によって海外に投資機会を求める動きが増加。JBIC IG Partnersはそうした日本企業や投資家のニーズを汲み取る形で設立され、海外向け投資ファンドに対する助言を行うことを目的に設立されたが、より大きなミッションとして、海外における事業機会を開拓し、規律ある投資を通じて、我が国産業と投資家に長期的・持続的な価値を提供することをミッションとして掲げて活動する。