2015.02.11 マッキンゼー出身本蔵氏が創業したDNA解析のクオンタムシステムズ、VCなど5社から24億円の出資を受ける
大阪大学発ベンチャーのクオンタムバイオシステムズ(大阪市)はジャフコ、産業革新機構、みずほキャピタル、東京大学エッジキャピタル (UTEC)と三菱UFJキャピタルなどから出資を受けたと発表した。
2月8日のブルームバーグによると出資額は計24億円、事情を知る関係者がブルームバーグ・ニュースの取材に明らかにしたということだ。
同社はヒトの全遺伝情報を従来の10分の1以下(1万円弱)で解析できる装置の開発を進めている。今回の資金調達により、1分子解析技術を基盤としたDNA・RNAシークエンサーの開発を加速する計画とのこと。
クオンタムシステムズは、マッキンゼー出身の本蔵俊彦氏が2013年に創業したベンチャー。本蔵氏は01年に東大大学院で理学系研究科化学専攻の修士課程を修了後、バイオセクターの証券アナリストを経て、05年にマッキンゼーに入社、製薬会社を中心とした戦略立案に従事。11年に産業革新機構に移り、投資戦略チームでライフサイエンス領域を担当した経歴を持つという。
同社は過去2014年2月にもジャフコ、東京大学エッジキャピタル、みずほキャピタル株式会社(代表取締役社長 川端雅一)3社を引受先とする総額4億5千万円の第三者割当増資を実施していた。ブルームバーグによると、今回の増資により革新機構は筆頭株主となり、追加出資も検討中。同機構の投資額は最大33億円となる見込みという。
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産業革新機構 ニュースリリース:
http://www.incj.co.jp/investment/info.html
ブルームバーグ記事:
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJC12O6KLVRG01.html