2014.12.15 アクセンチュア、TRAVEL JAPAN Wi-Fiプロジェクトで、ワイヤ・アンド・ワイヤレスと協業。訪日外国人向けの革新的なサービス創造を支援
12月11日、アクセンチュアは「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトにおいて、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスと協業すると発表した。
このプロジェクトは、訪日外国人向けに無償Wi-Fiサービスを提供し、スマートフォ等にお薦め情報を配信、国内インバウンドビジネスの活性化を目指すもの。
訪日外国人に無料でWiFiを提供。行動履歴のビッグデータを分析
この仕組みでは訪日外国人がWi-Fiを利用するために、専用のアプリに登録し使用する。これにより様々なデータの収集が可能となるのだが、アクセンチュアはこの利用履歴データをビッグデータとして分析・活用するということだ。分析には「Ideal Insight」というツールを使うという。
訪日外国人の行動などに関するデータを企業や自治体に提供
ワイヤ・アンド・ワイヤレスは「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトにおいて、アクセンチュアのほか旅行・観光、金融、デジタル通信、および小売などの業界や自治体を中心としたプロジェクトを結成している。
アクセンチュアは人工知能技術などを活用して訪日外国人のユーザ属性情報を推定するなど、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトに参画する企業や自治体に対して分析レポートを提供するという。
行動履歴を様々な形で分析することで、人気エリアが地図上でひと目で分かるようになったり、登録時に入力する国籍情報により、国別で分析したりすることもできるという。また、特定の条件に合う人にリコメンド情報(クーポンなど)を配信して、集客につなげるなどの施策が可能となるということで、企業にとっても有益だ。ユーザーの属性情報に基づき企業のコンテンツ配信を可能にするサービス基盤「Ideal Insight」を活用するとのこと。
これまでわからなかった訪日外国人の行動が明らかに。効果的なプロモーション、インバウンドビジネスの活性化につなげる
企業や自治体は、このような訪日外国人がどこに立ち寄り、どのような経路で移動しているかなどを把握することは非常に難しい状況だったが、この仕組みを使うことにより訪日外国人の行動が見える化されることとなろう。また「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」プロジェクトで参画企業や自治体は、アクセンチュアから提供されるレポートにより、増加する訪日外国人観光客に対して、より一層精度を高めた効果的なプロモーション施策の策定が可能となるということだ。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www.accenture.com/jp-ja/company/newsroom-japan/Pages/news-releases-20141211.aspx