2014.11.15 公認会計士試験の合格者発表。新試験になった06年以降で最も少ない1102人が合格。願書提出者数はピーク時の4割。
11月14日、金融庁の公認会計士・監査審査会は公認会計士合格者を発表。2014年の公認会計士試験の合格者数が13年より76人少ない1102人。これは新試験になった06年以降で最も少なかった。合格率は10.1%。前年の8.9%より上がったが、願書提出者数が13,224人から10,870人に減っている。ピーク時に2万5000人を超えた受験者は半分以下にまで落ち込んでいる。最近の願書提出者数と合格数の推移は以下の通り。
願書提出者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成18年 | 15,322人 | 3,108人 | 20.3% |
平成19年 | 20,926人 | 4,041人 | 19.3% |
平成20年 | 21,168人 | 3,625人 | 17.1% |
平成21年 | 21,255人 | 2,229人 | 10.5% |
平成22年 | 25,648人 | 2,041人 | 8.0% |
平成23年 | 23,151人 | 1,511人 | 6.5% |
平成24年 | 17894人 | 1347人 | 7.5% |
平成25年 | 13,224人 | 1178人 | 8.9% |
平成26年 | 10870人 | 1102人 | 10.1% |
ピーク時には2万5千人以上が受験していたが、現在は受験者数がその40%ほどとなっている。これに伴い合格者数も多く、監査法人に就職できない合格者が多発し、大学生の会計離れが起きたといわれている。詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_26_gaiyou.pdf