2014.04.25 三枝匡氏、ミスミのCEO退任を発表。
4月24日株式会社ミスミグループ本社は、三枝匡氏がCEOを退任することを発表した。
三枝匡氏は三井石油化学、スタンフォード大学経営大学院(MBA)を経て、ボストン・コンサルティング・グループの国内採用第1号コンサルタントになる。1986年株式会社三枝匡事務所を設立し、企業再生活動を開始。2002年にはミスミグループ本社の社長・CEOに就任。2008年からは会長・CEOに就任。
2002年の就任以来、、数々の企業改革に取り組み、売上高はこの 12 年間で 3.3 倍、営業利益は 3.7 倍と急成長を実現。04 年には東証 2 部上場の駿河精機を買収し、商社専業 40 年の歴史を終えミスミをメーカー化させるなど業態の大転換を図るとともに、「戦略志向のユニークな国際企業」を目指し 02 年より国際展開を本格化、海外売上高比率は 01 年度 8.6%から 13 年度 45%まで急拡大してきた。
業績は売上高、営業利益ともに過去最高額の更新が続き、今後の事業展開の方向性が見えてきたことに加え、次世代経営陣の体制も整ってきたことから、三枝匡代表取締役会長 CEOはCEO交代の節目と判断し、退任を決意したという。
新CEOには、大野龍隆氏が就任予定。これまで駿河精機の社長としてミスミの「ものつくり」を改革、サプライチェーンのスピード向上を図りグローバル成長を支えてきたという。ミスミグループは新経営陣の下で、ミスミ独自ブランド商品の世界展開に向けた「ミスミQCTモデル」の抜本強化(商品開発、生産、マーケティング機能強化)、および既存事業とのシナジーを活かした 新事業モデルの開発などを積極的に展開し、さらなる成長に向けてミスミモデルを進化させていくという。
詳しくは以下のリリースをご覧ください。
http://www.misumi.co.jp/ir/news/pdf/news_140424_1.pdf